大家業に限ったことではないが
大家業の事業規模、借入額、家賃収入などを公表する人は多い。
50万円で買った戸建、リフォームして6万円でリーシング完了！
利回り40％！！！
素晴らしい投資手腕であるが、
それをアピールする目的はなんだろうか。
そういう人は案外「大家教室」なんていうコンテンツを売ってはいないだろうか。
本当に金持ちであれば別にSNSに登場する必要はない。
むしろそういう行為は金融機関からは歓迎されないだろう。
それでも露出したがる人には以下のパターンがあるだろう。
⓵ 投資家（予備軍）からお金を取って儲けようとするタイプ
② カネ以外の部分で強烈な劣等感を持っており、他人から評価を得たいタイプ
➂ 真実を語り、有益な情報により社会をよくしたいと心から思っているタイプ
⓸ 単純に発信が好き。
特に注意したいのは⓵だろう。
⓸はエンターテイナーである。大谷翔平が野球を愛しているように
芸人も面白いことを愛している。
笑いを愛してやまない。
②と➂は判断が難しい。
真実は発信者の心の中にしか存在しないからである。
発信者自信も、実は自分の深層心理に気づいていないかもしれない。
私も②の要素を多分に含み、⓸になれなかった➂だと自任している。
家賃収入1億円あっても。
大家業における売上高は「家賃収入の総額」である。
この規模を競うのは実は微妙。
私の場合には
⓵ 給与 〇〇百万円
② 家賃 15百万円
➂ 妻法人 12百万円
そろそろ家賃収入では妻の法人を超えてきたが、
妻の法人は無借金経営なので、CFは妻の法人の方が良かったりする。
家賃が多くても、支払いも多かったらそれは自転車操業ということだ。
特に返済比率が50％を超えてくると、
空室、リフォームでそれまで蓄積してきたキャッシュフローが
吹っ飛んでしまうこともザラである。
特にカネの管理を社員ができてしまうと、
普通に持ち逃げされるし、
管理会社が勝手をやってしまい、
家賃を払ってくれないなんてこともあり得る。
家賃が年1億あっても負債が10億あったら、
もう返済だけでヒーヒーである。
健全な財務かどうかは、決算書を分析してみないと分からない。
SNSで言われる売上〇億なんて話は眉唾もんだ。
それだけで信用をしない方が良い。
そこを行くと、私はSAT債の購入者に決算書と、
個人の確定申告まで開示している。
逃げも隠れもできない。
金持ちが貧乏人から金をとるわけないのだ
本当に不動産でうまくいっていれば、貧乏人から過大な金銭を取ったりしないだろう。
ましてや業者と結託してクソ物件を押し付けるなどするわけがない。
成功者を自称している人に対して、
金銭が発生するサービスを受ける前に、
祖の成功者の財務状態を開示してもらうよう要求するべきだろう。
金持ちで売っているのだから、
その証明をする義務がある。
DIY会のようなものはその意味で比較的安全だろうと思う。
材料費と人件費だからだ。
たかが知れている。
最近眉唾大家も数多く見るようになってきた。
私でさえ45歳で16室保有しているが、
全然安心できない。
（それは私が単にへたくそだったという説もある）
最近1000円Web面談をやっているのだが、
私と同世代の大家業の人は大体似たような財務状態にある。
勤め人と大家業の並走では大体こんなもんだろうなって水準だ。
やはりそうそう変わらん。
急激に出てきたインフルエンサー大家は怪しい。
眉につばを付けてしっかり見極めたいものだ。
をはり