教育費に金を費やすのはやめだ

相続・教育・次世代

お私立受験は長男で終わりだ。

2番目のムスコが小学校4年生になる。
2番目は頭が良い。
1番目のムスコと同様にお私立中学の受験をさせるかと言うと、
「絶対しない」
1番目のムスコには毎月7万円程度のコストがかかっているが、
恐らくお受験や大学というコースに乗せることは、
コストには見合っていないと思う。

本人が行きたいという願望があって、その理由を
年齢相応のロジックをもって説明してくれるのであれば、
喜んで支払うが、さもなければお私立受験はする必要はないと思う。

1番目のムスコはろくに学校にも行かない。
全くもって無駄な金である。

仮に学校に行って優秀な成績を修めているとする。
そんなムスコは多分公立の良い高校から、優秀な成績で大学に進学するだろう。
私自身、高校までは公立で、東大は落とされたので、早稲田に入れてもらった。
お受験はやりたい人だけやれば良い。

カネの教育は親の仕事だ

カネの教育は親の仕事である。
学校は税金の計算方法すら教えない。
金持ちは如何に金持ちになるのか?
これを教えねばならない。

賢い子供は経済的に困窮する親から学ぶ。
さらに経済的に豊かな親からも学ぶ。
なぜ私の親はこうなのか?
それを踏まえて私はどうすればいいのか?
勝手に学んでしまう。

そんな賢い子供であればよいが、
私のムスコたちはそうでもなさそうだ。

金持ちになるためのルーティン
① 勤勉に働く
② 生活を質素に保つ
③ 毎月収入の20%を貯蓄する
④ 貯蓄した資金を投資する。
⑤ 投資により得られた資金も再投資する。

これを教えねばならない。
教えるために、教師たる親自らが実践しなければ
全く説得力がない。

デブのダイエット指導者は信用されない。
理屈を教え、行動を見せ、ムスコに実行させねばならない。

学歴はあった方がよいが必須ではない

企業を「売上高」で評価する時代はとうに終わっている。
しかし、いまだに金持ちの定義を
「年収」で評価する風潮がある。

重要なのは年収ではない。
年収が2,000万円あったとしても、
激務でストレスが多く、ストレスを消費で発散しなければならない種類の勤め人は多い。
結果1,800万円を消費してしまったら、
年間投資に回せるのは200万円に過ぎない。

逆に年収が600万円であっても、
低ストレスで家族と過ごせる時間が長く、
200万円のコストで生活できたとしたら、
400万円が投資にまわせることになる。

後者が純資産を積み上げ、資産からの収益を加えて、
年収2,000万円に達するまでにそれほど時間はかからないだろう。

高学歴は確かにある程度の高収入を得る勤め人になるには効果があるが、
より、重要なことは規律ある生活をして、
コストを切り詰め、投資により多くの資金を振り向けることである。

私は親として高コストな教育を押し付けるのをやめる。
代わりにしみったれた生活で教育しようと思う。

をはり