巷(ちまた)でよく言われる議論ですが、
賃貸 VS 持ち家派でどちらが有利か?
という議論がありますが、永遠に結論が出ない議論です。
格安で家を買って、DIYでリフォームすれば安く上げられますし、
賃貸でも贅沢な家を借りたら高くつきます。
猫の額のような土地に木造の上物(ウワモノ)を乗せて
5,000万で買えばそれはそれは大変でしょう。
年収2,000万もあれば5,000万程度は問題ありませんが、
年収500万ですと、地獄の苦しみかと思われます。
要するにケースバイケースであり、具体的なヒトの属性、
モノ(不動産)の内容によるとしか言いようがありません。
ただし、新築マンション(戸建)を買ったら業者利益も含めて買い取ることになり、
経年で劣化し、木造なら20年で土地値となる家、鉄筋コンクリート造であれば
47年で猫の額ほどの土地価格に逓減(次第に減る)していくモノを買っている
という事実だけは認識しておくべきです。
年々価値が減っていくものに対して金利を払い、元本を弁済していくという
事実を認識して、価値の減少速度と元金の減少速度が見合っているか
よく考えてみたほうが良いと思います。
また、設備は10年もすれば陳腐化していきますから、
その更新投資も必要になるでしょう。
工場などで一番儲かる時期は、法定耐用年数やリース期間を超えて
稼動している時期です。
既に償却負担が終わっているけど、ちゃんと動く状態。
このタイミングがものすごく稼げます。
タダで機械を使っているのと同じことなわけです。
※これと同じく、残業代を払わずに労働者を働かせることも同様ですね。
と、言うわけで、私としては築20年以上経過したマンションや戸建に
指値を入れて買うのが住居として使用する上でもいいと思います。
ただ、新築の家に住みたいというのも、おいしい食事を食べたいというのも
個人の趣味の範疇ですから、最終的には勝手にしていいところですね。