子供を育てないなら結婚は無意味である

相続・教育・次世代

子供のいない夫婦を批判する意図はないが。

国家が、夫婦に対して税制上の恩恵を与えて、
法律で保護するのはいかなる理由に基づくのか?

それは、
次世代の国民を育てる単位として重視しているからである。
戦前は家制度として尊重されてきたが、経済的成長に伴って、
3世代が同居せずとも1世代ごとに1戸の家が持てるまでになった。
先に制度が変わった(家単位→夫婦単位)が、その結果、育児協力が得られた祖父母の支援が受けられなくなり、さらに財務省主導で国民の所得半減計画の推進で、
妻が共働きを『強制』されるようになって、女が求められる能力が飛躍的に高まった。

出産、育児、家事。全てやる羽目になり、
夫も育児参加を求められる。
女性活躍とは女性の強制労働システムである。
それはさておき。

なぜ結婚というシステムが整備され、
それに国家が保護を与えるかと言うと。
そういう理由である。

ある意味1夫1妻制度も、そうだ。
日本も武士階級などは側室が当たり前だったし、明治天皇にも5人の側室がいた。
庶民でも豪農などは多妻であった。

明治維新により欧米型のシステムが整備されたが、
欧米がなぜ多妻制度ではないかを推測すると、
恐らく、多妻を持つ男は、非モテ男の集団に殺されたのではなかろうか?
結局、軋轢を一番生じさせない、このシステム(一夫一妻制)が導入されて、
まあ1チンコ、1マンコということになったんだと思う。
だから殺し合うのやめようね???と。

実際には現代でもイケメンやシゴデキの男は愛人を複数持ったりして誤魔化しているが、
タテマエとしては1チンコ1マンコ制度である。

この制度の発端は、そんなところだと思うよ。

また話がズレつつあるので戻す。
要するに、一夫一妻制度だろうが、多妻だろうが、
結局夫婦制度ってのは、次世代の子供を産み、育てる単位として、
事実上機能してきたのであり、法律はそれを「追認」する形を取っただけだ。

逆に言えばだな、子供を作らない、育てない夫婦なんてもんは、
保護に値しないわけだが、それを正面切って言ってしまうと、
妊娠できない、させられない男や女が哀れでもある。
仮に子供が出来ないとしても、
不遇な環境で産まれた子を養子として「育てる」との役割があってもいい。

だから、10歩くらい譲って、子供ができない男女も結婚していいとは思う。

但し。よ、男同士の結婚、女同士の結婚。
これはダメだ。
国家として保護に値しない。
迫害や差別をしてはいけないが、
単純にそんなヤツらは気持ちわりぃと俺は思う。
俺がそう思うのは思想良心の自由だ。
まあ、こうしてブログ書いてる時点で問題かもしれないが、
〇〇と思うな!と言うのは間違いだ。
俺もデブとか仕事が出来ないヤツと思われることは、甘んじて引き受けている。
だからLGBTだかなんだか知らんが、気持ち悪いと思われることは引き受けるべきだし、
次世代の国民を産み、育てられない単位は法的、税制的な保護には値しない。
そういわれても我慢するしかない。
まあ、そういう悲劇的な環境こそ、盛り上がるんじゃない?
知らんけど。

また話がそれた。

カネ持ちになったら結婚制度は要らない


しかし、現実的な側面から言っても、
結婚なんて選択肢は、経済的自由を目指すモノからしたら、
子供を作らないのであれば、正直不要な制度である。
いや、経済的自由が高いレベルで実現できているのであれば、
結婚はむしろ邪魔にしかならない。

アメリカの大富豪を見るとそれは明らかだ。
離婚の際に、自分の財産が半分、配偶者に強奪される。
こんな権利・義務を負わされるくらいなら、
婚外子で子供を作った方がいい。

仮に100億円も資産があれば、
結婚ー離婚のコンボを食らったら、
資産が50億に減る。

であれば、最初から事実婚にしておいて、
養育費を毎年3,000万円、「事実婚妻」と子供に渡す方が良い。
22年間送金したとしても6.6億円である。

50億を失うリスクを抱える(法律婚)よりは、
事実婚で6.6億円で子供を作った方がいい。
子供だけ認知するといい。

そう考えると、
現代の結婚システムは、
「中流以下が子供を産み、育てるための単位」
としてのシステムだ。
と、言ってもいいだろう。

そう、まさに、私のような、
初代、無資産階級の子が成り上がるための枠。
と、言ってもいいだろう。

国民の大多数は労働者階級になるように設計されているのだから、
結婚制度が貧乏人向けであることは何らその本来の目的(将来の国民の育成)と矛盾しない。

無資産階級であるがゆえに、
財産半分没収リスクを取ることができる。
さらに「世間の目」というヤツがあって、
女は「結婚カード」を切ってくれない
「資産階級男」を相手には子供を作ってくれない。
こうなると、遺伝子の死に直面してしまう。
それがゆえに無資産階級の子で、「初代」を目指す男はどうしても、結婚カードを切らねばならない。
切らなくていいのは、初代なのに資産を持っている層。
芸能人、有名スポーツ選手、起業上場までやってのける男。
この辺りであろうか。

ただ、大谷翔平もそうだが、
彼のカネの出所は「企業スポンサー」である。
企業スポンサーは庶民受けの悪い広告は出せない。
だから結局、庶民の人気を前提に成り立つビジネスでは、
婚カードを別の理由(庶民への迎合)で切らざるを得ない。

結婚制度の分析から見る、二代目への承継

子供が出来ないから離婚された。
という話は最近聞かないが、
(ヤバイから地下に潜っただけだと思う)
この理由で離婚するのは極めて当然だと思う。

まあ事前にそういう話までして婚前契約しておくのが望ましいが、
これは女性差別でも何でもなくて、
逆に男性側理由で子供が出来なかったら、嫁側は特に早期に離婚すべきだ。
出産適齢期は短いのだ。

お互い様ってヤツだ。
男も女も子供が出来ない相手とは離婚していい。
むしろ子供が欲しかったのに無理して一緒に居たら、
それが軋轢となっていずれ破綻するのだし、
斬るなら早い方が傷は浅くて済む。

私も結婚する際にはそこまで深く考えていなかったが、
結果的に3人も将来有望な男児が産まれたのはラッキーだった。
私が嫁を選んだ基準は、
・貧乏な家ではないこと
・健康であること、
・正社員として労働していること
・実家が一都三県であること
であって、出産能力があることは当時、全く重視していなかった(28歳時)。
が、おそらく30代も後半になったら、子孫繁栄の重要性を認識するだろうから、
その時出産能力がないと判明したら、離婚しなければならなかっただろう。

その場合、私の資産は半分消滅していたわけで、
そう考えるとラッキーだった。
まあ、私も情に流されるところがあるから、
ズルズルと結婚生活をつづけながら、愛人を作って子供を産ませて、
結局嫁に愛想をつかされると言うプロセスを取ったであろう。
妻も優しいところがあるから、
私側に不妊の原因があっても捨てたりはしないかもしれない。
(知らんけど)

色んなバッド・ルートがありながら、
子宝に恵まれつつ、資産家成りを果たした。
これもひとえに私の努力と、妻の努力の結晶である。

さて、その努力の結晶に満足せず、
さらに、次世代への資産承継と言う課題を設定した強欲なる私である。
これを成し遂げるには2代目の結婚をどうすべきか?
ここまで考えを深めなければならない。

そもそも次世代の結婚まで私が介入することは困難だ。
現代では自由意思と個人が尊重されるのだ。

3人の息子がそもそも結婚するかどうかも分からない。
結婚しても子供(即ち孫)ができるかも不明だ。

失敗するパターンとしては、
私と妻の法人株式を長男に100%渡す。
長男夫婦が離婚する。
財産分与で法人株式が半分取られる。

これがないとも言えない。
そう考えたら、あまりに早く株式に限らず資産を子供世代に渡すのはダメ!
ということになる。
70歳で私が死んでしまえば、息子はまだ30代~40歳の間だ。
結婚して10年もたたないうちは、ハッキリ言って、
息子の嫁がマトモかどうかは判別がつかない。
いや、そもそも20年見ても分かるかどうか怪しいものだ。

ただ、嫁も50代までちゃんと連れ添ってくれていれば、
恐らく息子と生涯寄り添ってくれるだろう。
という推定は出来る。

やはり、息子世代が40代半ばになるまでは、
手綱(資産の支配権)を完全に手放してはいけないのだと思う。
そう考えると、80歳まで健康に、脳も身体もクリアであることは、
完璧な資産の承継を果たすには絶対に必要だと思う。

どの程度の嫁を連れてきて、孫の具合、
経営手腕(大家業なのでバカでなければ良い)を見極めて、
最も手堅い息子世代に資産を渡す必要がある。

これを3等分などしてはならない。
それをするのがまさに「たわけ者」だ。
初代ー2代目程度では資産はせいぜい20億程度。
純資産で10億しかない。
これを分割したら、食いつぶして終わる。
3本の矢ではないが、1本1本が折れやすい状態。
それが10億程度の中途半端資産家状態である。
3億を5%で運用しても立った1500万だが、
10億5%なら5,000万円だ。

あくまでも「SAT本家」は資産が100億円程度までは、
単独一括承継させる必要がある。
100億を超えたら、分家にも2億、3億と渡していってもいいのだろうが、
ある程度固まった本家の基盤ができるまでは我慢だ。
均分相続と言うのは、破滅の道。
つまり資本家から労働者階級への再転落を意味すると思う。

息子らにはその辺を理解してもらわないといけないし、
基本的には全員がまた初代から始める覚悟を持ってもらわないといけない。
にも拘らず2代目プレイもしなければならない。
難しい役割だ。

適性によっては2代目をすっ飛ばして、
3代目にバトンを投げることになるかもしれないが、
いずれにしても一族単位で資産承継&遺伝子拡散を目指すとなれば
難しいことこの上ない。
予想不可能な次世代、次々世代に合わせて対応を変えなければならん。
家康公もさぞ頭を悩ませたことだろう。

家族とは言え、他者が絡む以上、思い通りにいかないのは当たり前ではあるが。
そうなると結局、子供の数をとにかく多くする。(当たりの確率を上げる)
そして、自分は長生きする。
この2つは必須である。

一人息子(娘)で、選択肢が1つだとしたら、
もう悲惨だ。
子供にとっても辛い。

ある意味、ただ経済的自由を目指して突っ走るだけの初代は楽かもしれん。
2代目は初代に遠慮しながら、かといって離れすぎず、
資産が最初から存在する誘惑(金の卵を産むガチョウの腹を裂く誘惑)
にも勝つ必要があり、同時に
資産がない時代を経ていないというハングリー精神の欠如も抱えている。
難易度はある意味2代目の方が高いとすら、言える。
ある意味、2代目が初代になるような志が必要だ。

うーむ。
次の人生は二代目として産まれたくなってきた。
貧困層から這い上がって、初代になるのは案外楽だ。
有能なる二代目になる方が難しい。
そもそも母数が少ない。

話がどんどんブレてきたので今日はこの辺で。

をはり