女が統率する国家はすべからく滅びた

相続・教育・次世代

身内の恥を晒すようだが

私の実家は非常に混乱した家族であり、
口に出すのも恥ずかしい家族である。

私が高校から盛岡市内の高校に通うために下宿生活を選んだのは、
この実家の家族関係の混乱から逃げたかったという理由もある。

兄も、弟も実家を離れた。
ド田舎であることも然りだが、
それ以上に実家の家族関係の悪さから逃げた。
と言うのが実態であろうと思う。

混乱の原因は祖母である。
この婆様が全ての混乱の原因である。
さらにその長女の叔母。
この二人が権力を振るったことで、ほとんど崩壊に近い状態に追い込まれたと分析する。

祖母の夫、つまり私の祖父は、従軍経験もあり
満州の長い補給線をひたすら運搬業に従事していたらしい。
貧農の7番目の子供だから、七郎(仮名)と名前を付けられるような雑な時代である。

従軍経験はあったが、職業軍人ではない。
ひたすらおとなしい性格だったと思う。
何の会話もなく、毎日黙々と働き、たばこを買ってこい、と言われて、
ついでにアイスクリームを買うようにと、多めにカネを貰った覚えしかないが、
いい爺様だったと思う。

そんな、おとなしい性格の爺様は、
爺様の姉に子供がなく、夫も早くに死んでしまったので、
その家を継げと言われて厄介払いされたのがSAT家の始まりである。

いわゆる「別家」と言うヤツだ。
織田信長も、尾張守護代の3つの家のうちの1つだったらしいが、
もとは一人の豪傑から始まったのかもしれないが、
結局子孫の代ではどんどん枝分かれしていって、
3世代もするとほぼ他人のような関係性となる。

SAT本家、SAT別家という関係性の起こりである。
このSAT別家の実質的な始祖である祖父の嫁に来たのが、
祖母である。
隣町の豪族の娘という触れ込みでやってきたらしい。
ちなみにこの隣町の豪族は今では町で1,2を争う富豪である。

ビジネスは木の苗木の販売と、豚の肥育。
年商は2~3億と言った程度だ。
それでも公称1億円という豪邸を立て、レクサスを乗り回している。
地方豪族と言っていい権勢を誇っている。

この家からやってきた祖母は、祖父の姉をイジメ倒した。
追い出すと世間体が悪いからと言って、牛小屋に住まわせたりしたらしい。
見るに見かねた私の母親が、自分のカネで施設に入居させる手配をしたほどが、
悪鬼でもそこまでするまいと思うふるまいである。

この悪辣なる祖母は、なぜか父親(長男)をないがしろにする。
私の親父だけあって、まあ、口が悪い。
その辺が影響している気はするのだが、真実は分からない。
嫁にもらった母親が兄を産むと、
子供がいたらもうお前は要らん!
みたいなことを母親は祖母に言われたらしい。
更に看護師として働いたカネは全て、祖母に取り上げられたそうだ。

恐ろしい家である。
私が高校進学と同時に家を出て、盛岡市に下宿生活を始めた年に、
祖母は母親を家から追放。

目的はSAT家別家の家督(家督というほどの家ではない)を
3男である叔父に継承させるためだったと言う。
父親は4人兄弟で、姉、弟、弟がいる。
2番目の弟(叔父)は早くに他家に養子に出したが、
末っ子の叔父はいわゆる精神障碍者である。

誰がどう見ても精神障碍者なのだが、
祖母だけはそう思わないらしく、
この精神障碍者の叔父に嫁を取らせて、家督を継がせようとしていたらしい。
叔父が40代までは頑張ったようだが、
普通に精神障碍者で、仕事もしていない。田や畑は全て私の父親の名義なので、
資産もない。
そんな家に嫁に来るような変人はいない。
中国人にまで拡大して探したようだが、結局見つからなかった。
その後、末っ子の叔父は精神障害を重症化させて、国家から支援金を得るまでになった。

そこでやっと諦めて、
祖母は、私の兄に取り入ろうとしたのだが、
兄もアホではない。
神奈川県で生活をして、実家には寄り付かなかった。

結局祖母と、叔母(父の姉)がSAT家を取り仕切るようになり、
母親も追い出され、父親は良いヤツなので、母親と共に家を出た。
田舎でも有名なキチガイ家族として有名なSAT家である。

全ての原因はヒステリー女に家を仕切らせたのが間違いである。
悪いのは祖父である。
こんなヒステリー女をのさばらせた祖父が悪い。
一発ぶん殴って黙らせるような強さが祖父にはなかった。
それが全てだ。
父親も悪い。
自分の母親とはいえ、一喝して黙らせ、しゃしゃり出てくる叔母も、
嫁に出た女がでしゃばるな!と一喝すればいいのである。

また叔母の選んだ旦那も祖父そっくりの弱弱しい人なのが面白い。

まあ、そんなわけで、SAT家は非常に混乱した家だった。
よくこんな家から、私のような傑物が育ったものだ。

女が仕切る組織は弱い

中には優秀な女性起業家もいるのだろうが、
圧倒的に数が少ない。
私の実家の例を見るまでもなく、
女が一家を取り仕切ると、分裂する。

豊臣家も優秀な男がいなくなり、
淀の方とそれに寄生する無能な男が政治を取り仕切って、
あっという間に徳川家康に付け入られて、滅亡した。

交渉次第では、わずかな石高にはなったかもしれないが、
大名家として存続する外交もあったと思う。
また、真田幸村や、毛利勝永、明石全澄などの優秀な武将に全権を与えて
大阪城の内堀まで埋められる前に有利な条件で講和する作戦もあったはずである。

長い人類の歴史の中で、
恐らく、女が率いていた集団もあったのだろうと思う。
しかし、確認できる歴史には女性が率いた国家が継続したという記述はほとんど、ない。
それは男性が腕力に優れているからではない。
政治力、交渉力など、男性の方が有能な個体の発生率が高いのだと思われる。

男性の能力分布は 超高性能5 高性能25 普通 40 低性能25 無能5
このようになると言うが、
女性の能力分布は 超高性能1 高性能30 普通 50 低性能18 無能1
このように中間層が分厚くなると聞いたことがある。

有能な政治家や経営者が男性が多いのは性差によるところが大きい。
女性の場合には、育児が主な仕事になってきたため、
極端に高い能力が必要ではない。
一方で育児もできないレベルの女性は自然に淘汰選別されてきた結果、
このような能力分布になったのだろうと思われる。

男性の場合には超高性能な個体が、多数の女性を囲って子供を作るのだが、
超高性能と無能は紙一重で、千差万別で個性豊かな分布となる。
まあこの意味で1夫1妻制は女性にとって厳しい制度なのだとは思うが。

さて、家具をどうする、食事のメニューをどうすると言ったことは
女性が取り仕切っても問題ない。
しかし、家としての発展をどのようにデザインするか?
稼業はどうするのか?
外の家族とのもめごとへの対応などはオスの出番である。

男がするべき課題を女に対処させると、
私の実家のように破綻する。
中には有能な女傑というのもいるが、これは変異だ。
原則期待できん。

外交とその延長線上にある戦争は男の仕事なのだ。

実家への愚痴、女性蔑視ではない、俺の一族繁栄をどうするかの問題だ

実家の愚痴を言いたいわけではない。
女性が無能だと言いたいわけでもない。

私の実家と言う卑近な例、
さらに女性が外交、戦争に向かないという現実を踏まえて、
初代、新生SAT家が、代々反映していくためにどのような組織を作っていくべきかが重要だ。

私の場合には息子が3人いる。
長男は天才肌だが、私の家族という小さな枠に納まる男ではない。
彼もまた初代として自立するタイプである。

次男、こいつはいい。
適度に頭が回るが、天才というほどではない。
私に反抗的な態度は示すものの、基本的には忠実だ。
今のところは彼が承継候補だ。

三男、こいつは特攻隊長みたいなヤツだ。
年長者にため口で話かけるヤツで、ヤンキー気質だ。
トモダチも多い。
しかし怠け者である。
この男には会社を経営させたい。
高卒後、数年修行に出し、起業させたいと思う。

恐らく経営は一番うまくやるだろうが、
大家業やら投資という仕事には向かない。
全て売ってしまうだろう。

今のところは守成が得意そうな次男に私と妻の法人は任せようと思っている。

基本的にこざかしいでしゃばりな女は息子の嫁にはしたくない。
学歴は無用、むしろないほうがいい。
健康で、勤勉で優しい、メンタルが安定している嫁がほしいものである。

基本的にはSAT家の本家に資産は集中させる戦略を取る。
紀伊、水戸、尾張のような御三家的に兄弟を分布させつつ、
SAT本家を拡大させ、弱い分家はそれに寄生するように命脈をたもつ、
そんな繁栄の仕方が望ましい。

本家の頭脳は一族で最も優秀な男に任せる。
分家はその指揮の下、さらに本家を超えるような繁栄を目指す。

まあ、いずれにしても全ては私が始祖である。
将来の一族は数万、数千万に増えるだろうが、
頑張ってほしい。

をはり