共働きでカネを貯める

私は28歳で結婚しました。
当時の月給は28万円(額面)。
ボーナス込みでも400万円(額面)でした。

私は投資用マンションが欲しくてしかたなかったのですが、
リスクは回避したいので、都心限定の安いものを探していました。
当時は500万もあれば23区内で実質利回り10%程度の物件がありました。

私は毎月5万円貯金しても500万円の中古マンション1戸買うのに100ヶ月かかる。
ボーナスを40万全額ブチこんでも年間100万円の貯蓄しかできないので、
500万円貯めるまで5年かかり、そしてら私は33歳になってしまう。
というシミュレーションをしました。
(当時は芦沢晃先生の著書を読んでおり、区分で10%以上で回る物件だけに
頭がいっていたのです。)

そこで
「自分と同じような収入の相手と結婚すれば
生活コストは4割くらい増えるが収入は倍増する!」
という理論を発見します。
5年もかかる1件目の購入が半分以下の2年程度でいける!と。

「よし、結婚して不動産投資を加速するぞ。」

というわけで結婚相手を探しました。

そして無事に年収も当時400万円の今の妻とめでたく結婚できたわけです。

投資用ローンはダメでしたが(あまり融資獲得に動いていなかった)、
住宅ローンは組めたので、将来は賃貸に出す目的で1号物件の自宅を買いました。

晴れて世帯年収は800万円を達成。

幸いなことに妻は比較的タメこんでいたので
妻の貯蓄200万円を頭金に、さらに500万の借金をしてもらい、
2号物件を購入しました。

晴れて計画通り、2戸を都心(新宿区、文京区)に保有する
不動産オーナーになれたのでありました。この時29歳。
当初5年の想定が、嫁レバレッジで1年もかからずにクリアしてしまいました。

今思い出しても面白い考えだなあと、我ながら感心しますね。

妻探しの条件は
「堅い正社員」・・・子供が出来ても復帰させられる。
「実家が関東」・・・帰省が面倒だから(自分は地方出身のくせに)
「実家が貧しくない」・・・嫁の実家の面倒は見たくない。
を前提に探しました。
無論ルックスと性格が合うことは最低条件ですが。

年収800万も突破したことで、さー一気にアクセル前回で不動産買いまくるか!
と、思った矢先。

妻が妊娠します。

共働きでアクセル全開のつもりだったのですが、
産休と育児休暇で年収ゼロになってしまいました。
まあ結婚すれば子供が出来ることもあるわけで、
私は30歳にして息子と育児休暇の妻を抱えて、
年収400万円の振出に戻ってしまったわけです。(2009年2月)

そして翌年には勤務先がリーマンショックの影響で倒産するという
面白すぎるイベントが発生します。
借金のプロ集団の債権回収会社が借金で倒産という
世にもオマヌケな事件に巻き込まれてしまうのです。

今日はこの辺で。