物欲は捨てがたい
欲しいものは欲しい
キレイな家、
外資系の車、
高価な腕時計、
カッコいいスーツ。
私も一時、
腕時計は100万円程度のモノを
買おうとしたこともありました。
(結局腕時計自体をやめましたが)
私も家、外車が欲しくないと言えば
嘘になります。
物欲は少なからず誰にもあります。
買うなとは言わない
「買うな」とは言いません。
人生は我慢するための
苦行ではありませんので、
欲望を満たすことも必要です。
大事なのは
順番
です。
金持ちはいい家、
いい車、
いい服
(以後、贅沢品と言います)
を所有しています。
金持ちになったから贅沢品を持ったのであって、
贅沢品を持ったから金持ちになったのではありません。
買うなとは言わない。
しかし、買い方があるのです。
野球、将棋と同じくセオリーがある
野球でもセオリーがあります。
まず1番バッターが出塁
2番バッターが送りバント、
3番4番バッターがヒットで得点。
将棋もまずは王を守る櫓(やぐら)を組みます。
飛車、角、銀、桂馬で攻める。
金はディフェンス。
贅沢品を買うにもルールがあるのです。
これはルールであって、
例外はありません。
経費として買う
給料でモノを買わないこと
「給料でモノを買わないで何で買うんだ!」
という感想をもってしまった人。
まだまだ資本主義社会
の修行が足りません。
給料は税金を払った後のキレイなお金です。
具体的に数字で見ましょうか。
同じ100万円のカネの流れを見てみます。
【事業家】の流れ。
売上
売上 100万円
経費 ▲30万円 ←ここで買う。
利益 70万円
課税 ▲21万円 (利益の30%)
手残り 49万円
こうなりますが、
【給料】の流れ。
給料 100万円
課税 ▲30万円 (所得の30%)
差額 70万円
車買う 30万円
手残り 40万円
ここだけで9万円の差が出ました。
世の中では色々言われておりますが、
数字で簡素化してみるとこういうことになります。
「なんだたった9万円か」
と思わないでください。
実際はもっとえげつないものになります。
サラリーマンと自営業者では
手残りキャッシュが全く違います。
10-5-3-1(とうごうさんぴん)
税務署が所得や経費を
どの程度補足して課税しているかを
示している隠語のようなものですが
10とは 10割…勤め人の給料です。100%課税です。
5とは 5割…自営業者の稼ぎです。半分の売上、半分の経費しか捕捉されていません。
3とは 3割…農業者、漁業者、林業者です。3割です3割の補足。
1は皮肉で政治家です。これはジョークでしょう。
このような諺(ことわざ)が生まれるほど、
勤め人は不利なのです。
企業(法人)は5、自営業者と同じだと思っていいでしょう。
経費として認められている範囲が全く違います。
セオリーとはこれだ
要するに!
ルールとは
「経費で買う」
という事なのです。
給料で買うなという事です。
家であれば、
法人で買うべきです。
(個人事業として貸家を買ってもいいですが)
法人で買うと、
(法人で買って、役員「自分」の社宅にする)
① 減価償却費が使える。
② 固定資産税等は全部経費になる。
③ 利息が全て経費になる。
このようなメリットがあります。
自分で住む個人だと
10年ほど住民税が安くなるだけですが、
法人であればずっと経費で損金計上していけます。
家は法人で買うべきです。
売却損が出ても損金で落ちますし。
まとめ!
不動産をまず買う
そもそも勤め人(サラリーマン)の給与だけでは
事業所得として確定申告もできませんし、
法人を作っても売上がなければ話になりません。
何らかの商品を持つことが必須です。
しかし、
不動産を買えば家賃収入ができるので、
事業になります。
給料 ⇒ 不動産買う ⇒ 家賃もらう ⇒もらった家賃で贅沢品買う。
このような流れになります。
もちろん贅沢品が不動産事業に必要な経費になるように
贅沢品は会社(事業)で買え!
という事ですね。
今日はシンプルにまとめました。
私は個人事業でハデに節税をしようとして税務署に刺されたことがあります。
その時の話はコチラです。【別のウィンドウが開きます】
やり過ぎは禁物です。