結婚するならイケメン、美人が良いのか
前提として私はイケメンではないのだが、
イケメンがうらやましい時期はあった。
30歳くらいまでだろうか。
10代前半は勉強とスポーツに現実逃避していたので、
女の問題は向き合わなかった。
ただ、大学に合格すると、同級生たちの関心事のほとんどが女になる。
そこそこ勉強をしないと合格できない大学だったので、
同級生の半数以上が女がいないという男ばかりだった。
女性もまあ似たようなもので、今思えば男が欲しかったのだろう。
ガツガツしていたような気がする。
但し、イケメンと美女はガツガツしていない。
高校生までに一通りの経験を積んでいるのだろう。
私はそうじゃない側だったので大変だった。
当時の大学の学部は男子7割、女子3割だったので、
普通に競争させられたら負ける。
仮に勝利したとして、女子の下位層と付き合っても
ブスが多い。
という冷静な分析ができていた。
強いヤツとは勝負しないという天性のひらめきが大学1年にして炸裂している。
その割に東大を受験したり、司法試験に挑戦したりと、
私は若い頃は一貫していなかった。
せめて建築分野の資格とか、せめて不動産系の資格に尖っていった方が
人生楽だったと思うのだが、それは別の話。
確かにイケメンと美女の人生は楽なのだが、
この楽、自由、選択肢の多さと言うのが曲者である。
戦国時代の美女であれば、
大名の側室に取られてしまうだろう。
側室には美女しかいないので、美女同士の大奥的な争いが待っている。
美女には多数の男が街灯に集まる蛾のように群がってくるので、
まあ、不幸になるケースも多い。
そう考えると、自分の遺伝子拡散戦略としては、
美女過ぎる女の遺伝子は家に入れない方が良いのかもしれない。
貧困国であればさらわれる可能性もある。
ブスはその点安全だ。
女も顔はソコソコでいいだろう。
花の命は短いとはいうモノの、美女も40代前半くらいまでは、
メスとしての需要がある。
勘違いしていると、出産できる期間が過ぎてしまう。
ブスであれば、メスとしての需要は20代で終わる。
急がねば!と、私がブスなら、若さがある間に、
マシな男を捕まえようと急ぐと思う。
しかし美女だったら、30歳くらい迄吟味してしまうかもしれない。
ブスはブスで難易度が高いし、美女は美女なりに難易度が高いのだ。
イケメンも然り、
若い頃、何もしなくても女が集まってくるので、
努力が要らなくなる。
歳を取ると、カネの要素が入ってくるので、
女と遊んでいると、カネの部分で負けてしまう。
子孫繁栄のために必要なカネ程度は確保しておきたいところだが、
若い頃の努力を怠ってしまう要因になる。
ナンパをしてガンシカされるという経験もできないだろう。
交渉、説得というプロセスを学べない。
まあ、この点私も交渉、説得は必要ないと思っているが。
最近有名女優が死んだが。
54歳だったという。
子供を旦那に押し付けて不倫で家を出て、ボロボロになっていった末の死だ。
美人である。
美人なのに自殺する必要があるのか?
とも思ったが、美人というモノに振り回されるだけ振り回されてしまったのだと思う。
カネも似たようなところがあって、持っている者の資質を厳しく問うてくる。
器が小さい人間にカネがあっても、あふれ出してこぼれてなくなってしまうのだ。
結局美人もイケメンもカネに似ていて、
自分で作ったカネであれば、維持、拡大させることも可能なのだが、
相続で得てしまうと、全て失う可能性もある。
美人もイケメンも相続で貰ったカネのようなものだと思う。
普通の顔に産まれて、ある程度努力して、つりあった顔形の配偶者を見つけるのが無難である。その方が遺伝子も残る気がする。
渋沢栄一はイケメンではないが、愛人もたくさんいた。
子供もたくさんいたので、その意味ではイケメンは逆に不利ですらある。
「奮起」する目的を奪ってしまうからだ。
美人には縁が薄い人生だった
私は美人が好きである。
どのくらい好きだったかと言うと、
私が大学1年の時の先輩が、「最初はブスでいいから彼女を作れ」という教育をしてくれたのだが、
私はその通りに不細工な他大学の女性と知り合った。
相手も男性経験がなさそうだった。
しかしブスである。
先輩の教えに従って、デートもしたし、相手も好意を持ってくれていたのだが、
私はどうしても乗り気せず、結局連絡を一切しなくなって、自然消滅してしまった。
結局大学1年の時は彼女が出来ず、
2年になったときに、先輩モテというヤツで、1年生の女の子が彼女になった。
こちらは美人であった。
しかし、あっという間に飽きられて、捨てられた。
やはりブス10人組手くらいをやっておいて、修行をすればよかった。
そしたら美人もキープできていたかもしれん。
結局美人らしい美人と交際したのはそれっきりで、それ以降は普通の女性と交際した。
なぜ普通かと言えば、私のルックスとスペックでは、
美人とマッチングしないのである。
妻も結婚した時は31だった。美人ではあるものの、
美人としての旬は過ぎている美人である。
一番いい時期を私は知らない。
まあ、整形はしていなそうだし、元美人であるし、
頭も良すぎず悪すぎず、家は資産家と言う程ではないが、裕福だ。
何より田舎出身でないのが良い。
私が妻をそう見ていたのと同様、妻の側も思っていただろう。
学歴のわりに年収が低い…350万しかない。
まあ28歳だから将来の伸びしろがあるかもしれん。
次男だから田舎に連れていかれることもあるまい。
顔はまあ普通、健康状態は良い。
もう私も30を過ぎているし、この辺で手を打たないと子供が産めなくなる。
まあ、男女の結婚の理由なんて打算的なものである。
得てして情報量は女性の方が多く、男性は少ない。
男性は30歳までは子供なので、拙速に結婚しないことである。
美人には縁が薄い人生であったが、
美人は好きである。
好きだから、分析をした。
学生時代の美人も、納まるところに納まっている人が大多数である。
一部不幸になってしまった人もいる。
もう少しブスだったら、
そこまで不幸ではなかっただろうに。
と、思わないこともない。
結論
私の家族繁栄は一旦3人の息子でオシマイである。
だから美人がどうしたとか、こうしたという類の話は興味がない。
万が一、もう1つ家族を作るということになっても、
美人かどうかはどうでもいい。
そもそも、正妻がいるのに、私と子供を作ってくれるような女性は、
まず、いないのである。
それを探す努力は当然しないが、
万が一現れたら、という妄想をするのも無駄である。
美人リスクは、息子の世代にしっかり教えておかないといけない。
美人に限らず、20代である程度経験しておかないと、
悲惨なオッサンになりかねない。
その意味において、美人の危険、イケメンの悲哀は教えておきたい。
私もまだ美女に縁を作ろうと思えば作れる。
キャバクラ的な場所に行けば、彼女の一人くらいはできるだろう。
ただし、オッサンになってからの愛人はとにかくカネがかかる。
大富豪になればどうってことない金額なのだが、
勤め人大家程度には非常に重い。
結局オッサンになっても、カネである程度モテることは可能なのだ。
その点、イケメンは後半に弱いスキルセットであることは間違いない。
イケメンでも努力できるイケメンであれば、
無双だ。
次の人生は努力できる強いメンタルを持ったイケメンに産まれたい。
大谷君のような才能でもいい。
どうしようもない終わり方をした。
つづく