自分のBSを意識する

ほとんどのサラリーマンは意識しない事実ですが、
バランスシート(貸借対照表、以下BS)を可視化することは有効です。
平均的なサラリーマンは持ち家と住宅ローンがそれぞれ
資産の部と、負債の部に載っていて、
現預金や投資信託、積み立て式の保険などがそれに加わるでしょう。

持ち家が3,000万、現預金が100万・・・と、計算して
総資産が5,000万、住宅ローンが2,500万円の残高であれば
このサラリーマンの純資産は資産ー負債=2,500万円となります。

これが今この瞬間のBSであり、財務状況を表しています。
この資産の計算に当たっては「時価」を意識することが極めて重要です。
住宅は日々価値が減っていき、最後は土地価格▲解体費用の価値まで下がります。
住宅ローンの返済ピッチと、減価していく持ち家の追いかけっこです。

純資産が常にプラスとなっていることが、
借金をする上では重要です。
ス〇ガ銀行の融資審査では資産を証明する書面(預金や有価証券)を偽造することで
純資産があるように見せて多額の融資をしたわけです。
いざローンが返せなくなったら、純資産がコレだけあるから回収できます!
という形でローンを通したわけですね。

サラリーマンであっても自分の財務状況がどうなっているのか、
日々確認をすることをオススメします。

私は毎日チェックしています。
本日現在では総資産1億5千万円、総負債は8,000万円で、純資産は約7,000万円です。
不動産は含み益も計上しており、実際全て手仕舞いにしたら現金5,000万円といったところでしょうか。

損益計算書とキャッシュフローが最も重要なことは自明ですが、
BSも意識した運営を心がけたいものです。