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60歳までには副業で現役時代並みの商売を作っておく

Lappet-faced vulture (Torgos tracheliotus), South Africa

人生100年、20歳から80年働く

人生は長い。
20代から100歳まで、80年を一区切りと考える。
「老後」という考え方もあるが、
「老後」という概念が生まれたのは、モーレツ労働の昭和時代に誕生した言葉である。

70歳まで生きたら御の字であった時代の老後概念を、
私たちが引きずる必要はないし、
それは危険な人生設計である。

平成の中期から、労働環境は激変した。
改善と言っていい変化だ。(残業規制、パワハラ、セクハラ厳禁)

インターネットの高速化、
SNS時代により、職場環境が可視化されたことが大きいと思う。
誰もが音声、動画を記録、公開できるようになって閉鎖空間に風穴が空いた。

また、外国(欧米)好きの日本人が、欧米の真似をして、
ワークライフバランスとか、男女平等という価値観が絶対視されるので、
社会的な圧力に企業は抗しきれなくなった。

とはいえ、60代からは労働者は役立たずになる。
企業はこの点は遠慮なく切ってくる。
ワークライフバランスが重視されて低ストレスで健康に100歳まで生きられるのは
大いに結構だが、死ぬまで10年面倒見ればよかった年金制度は、
引退から30年、40年をカバーできなくなっている。

60歳から100歳までの40年、20歳から60歳mでの40年
人生の半分は勤め人で頑張るとしても、
後半戦は「自分の商売」が必須である。

趣味に生きるとしても老後は長い。
長すぎるといってもよい。
他者に貢献しているという感覚が幸せの本質なので(アドラー心理学)
他者に貢献している感覚を得るためには「仕事」が必須である。

幸福な100歳になるためには仕事が必要なのだ。

SAT44歳、家賃収入1200万円

28歳から大家業をはじめ、16年で売り上げ1200万円まで到達した。
あと16年でおそらく3,000万円ってところだと思う。

ちょうど引退する頃に現役並みの所得が稼げるような商売に育つ感じだ。

勤め人は一生懸命やりつつも、無理はしない。
身体を壊すまで労働する人はだいぶ減った気がする。
私の世代にはまだその残りがいるが、
彼らは無理をして疲れ切って引退する。
生き急いでいるので、
大家業でも規模を急拡大して、引退するのである。

もっと勤め人も大家もテキトーにやって、60歳まで引っ張るのが私であり、
40代で早期退職するのが生き急ぎタイプである。

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康で分けると、
私は徳川家康、早期退職ギガ大家は秀吉、より性急なのが信長タイプだろう。

楽をするために不動産をやっているのにSNSでケンカして、
人間関係で勤め人並みの軋轢を起こして疲弊するのである。

家康は50代で関東に飛ばされた。
寂れた農村であった江戸を首都と定めて、10年、20年、30年というスパンで
開拓を始めたのである。

生き急ぎの秀吉は朝鮮出兵をやって、豊臣政権の崩壊を早めてしまった。

60歳までじっくり勤め上げて、
勤め上げた段階で、勤め人をやめても現役世代並みの所得があればそれでよし。
とすればいい。
勤め人の途中でも、それほど頑張る必要はなくて、
明日できることは明日する。

役員からプレッシャーをかけられたとしても、
「給料分はやっている」と、知らんぷりしておけばいいのだ。

武田信玄は、配下の秋山信友に美濃東部の信長領土を侵略しておきながら、
「私はもう高齢で、猪武者の秋山が勝手にすることを制止しきれない」
と、スッとぼける。
これだ。

勤め人はこれに学ぶのである。
正社員の解雇はなかなかに難しい。
明らかな業績低迷がない限りは整理解雇は難しい。

徹底的に居座ることを覚悟して、法的対応を覚悟した勤め人は切れない。
給料を払いながら居座ることが可能だ。
明らかな不正、怠慢でもない限りは解雇できない。

実際のマトモな企業は「普通に無能」程度の勤め人は解雇しない。
飼い殺しにする。
飼い殺しにされたらいい。

転職できるならばしてもいい。
適当に居心地がいい勤め人環境を確保して、生涯の商売を構築する。
そんな基本動作を身に着けるのである。

焦らず、急がず、60歳まで、時間軸を長くとって取り組もう。

現役世代並みの稼ぎをどこに置くか

私は3,000万円(家賃収入ベース)に定めたが、
これは高すぎると思う。
そんなに必要ない。

実際今すぐ引退しても生きていくことは叶姉妹(©加藤先生)だ。
子育てが片付いていたら、もっと低くても足りる。

家賃収入ベースで3,000万円もあって、借金がなければ、
手残りは2,000万円以上になるだろう。

「そんなにいらない」と思う。

とはいえ、今もらえているものをワザワザ手放すこともばからしい。
惰性で勤め人を続けている。

仮に所得ベースで500万円程度に置くのであれば、10年もかからない。
大家業に限らず、なんでもいいと思う。
文章が書ければネット記事でも書いてライターをすればいいし、
手先が器用なら、リフォームでも週末に1件くらい受注してもいい。

学歴があって教えるのが上手ければ家庭教師でもしたらいい。
ハウスクリーニングもいいだろう。
ベビーシッターも需要がありそうだ。
労働力が必要な商売で、老後は無理では?
と、思ったら、若いうちに労働力を金に換えて、
不動産を買って、労働収入を非労働収入に変換することができる。
大家がつらければREITでも買えばいいし、株式でもいいだろう。

500万円であれば1億円あれば十分だ。
1億円はコツコツ節約しながらやっていけば60歳までには楽勝だ。

人生100年、生涯現役でいこう。
老後を楽しむには「仕事」が必要だ。

をはり



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