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2025年4月16日(水)

勤め人しか収入がない。
つまり給料しか収入がない人には理解できないが、
私には給料日が2回ある。

家賃が管理会社から振り込まれる日である。
それが私の場合には大体10日か15日である。

金額はフィクションだが、

給料が入金されるのが50万円。
案外少ないが、半分税金と社会保険料で持っていかれた後の額。

一方、家賃の入金はかなり前から100万円を超えている。
家賃の方は、これは「売上」だ。
ここから、返済、経費の支払、納税をしなければならない。
給料の手取りとは全く性質が違う。

お米でいうと、給料の入金は白米。
家賃の入金は刈り取った稲の状態である。
稲の状態から、脱穀をして、玄米にして、精米してやっと白米になる。
色なものがそぎ落とされて、手残りキャッシュとなる。

この辺を錯覚してしまうのだが、
なんだ、給料はたった50万、家賃は100万入ってくるな。
と、思ったら色々な間違いを犯してしまう。

先月、確かに私の給料額面が家賃総額を下回った。
ただ、口座に着金した金額で比較すれば、
とっくの昔に家賃が給料を超えていたのである。
どのレベルで比較するかも重要だ。

給料には額面、手取りの2種類だけかもしれないが、
家賃には総額、入金額(管理会社の費用控除)、元利返済後の金額、
運営経費、修繕費控除後の金額、納税後の金額と、階層がある。
主に使われる指標は家賃総額、返済後の金額であろう。

私の言う「CF」とは、家賃ー返済後の金額である。
ただ、毎月ではないものの、修繕費用等もかかる。
毎月一定額が振り込まれる給与とは全く違う。

それを不安定と取るか?
給与の方が異常だと理解するか?
それが問題だ。

給与が生活費としての最低限度が支給されていることを理解していない。
安定しているのではなくて、低位安定しているのだ。
9割の勤め人は低位安定の給与しかもらえていない。
そもそも年収1,000万円に到達している勤め人は、5.5%しかいない。
手取りは700万円前後ではなかろうか?
夏冬賞与が100万円ずつで、月々45万円とかその程度だろう。
ひどい話だ。
その程度でいいなら私はもう30代で達成していた。
まあ諸事情があって今もこうして生活の必要に迫られないまま勤めているが。

この上位5.5%の勤め人がこの程度の収入というのは、夢がない。
勤め人には夢がないのだ。
収入の上限にキャップがハメられている。
これが勤め人という稼ぎ方の最大のネックである。

安定が強みというのだが、
2文字の隠し文字がある。
「低位安定」が真実なのである。

この低位安定1本槍で人生を渡り切るのは、本当に苦しい。
少なすぎて豊かな生活ができないのである。
豊かな生活をするな!
という国家の方針があるのか?と、思える程に徴税がキツイ。
とはいえ、公務員も官僚も悪いわけではない。
彼らも同じような税制の下で生きているのだ。

政治を責めても仕方がない。
仕方がないと言うのは効果が薄いということだ。
一票を投じたら即、資本主義ゲームに戻らねばならない。
SNSで政治批評をしていても1円にもならんのである。

やはり、対策は低位安定の給与の他に、
収入を構築するということだ。
つまり貸家業である。

何の話をしても結局は、
勤め人+大家が最強のソリューションである。
という結論に達する。

をはり

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