勤め人を頑張っている。
それだけの日々だ。
大学を留年したようなそんな気分である。
1年、卒業を先延ばししたような感じ。
いつでも卒業できるが、
あえて留年している気分だ。
ただ、その先が就職ではないのが今である。
仮に勤め人卒業をしたとしたら
生活は質素にまとめなければいけないだろうが、
普通の生活は可能だ。
下の子をお私立受験させるようなことをしたら少々苦しいが、
そこまで頭がよさそうでもない。
私は小学生の時から尖っていたが、
そういうわけでもない。
地元の国立大学でも出てもらえれば十分である。
なるべく息子らは千葉に集住して、
早くに孫を増やしてほしいが、
私は子供の人生に干渉するほど愚かではない。
話がそれたが、要するに教育費がアホみたいにかかるような
リスクは低いということだ。
勤め人卒業を前に手ごろな家を探している。
今の家に住んでもいいが、
家賃18万は少々高い。
そんなわけで近所の中古戸建を見ているが、
少しずつ価格が下がっている気がする。
金利上昇の影響だろう。
これは金融機関にはいい影響があるだろう。
しかしだ、
インフレ下で給料が上がらない、
教科書のようなスタグフレーションにあるのだから、
当然不動産が上がる余地は低いと思われる。
都心部は確かに潤沢な資金が流入するが、
千葉まで都落ちをしてしまえば、
案外落ち着いたものである。
千葉市は福岡、名古屋程の地方中核都市ほどではないが、
仙台程度の経済力はある。
SAT家が家を興すにはちょうどお手頃だ。
長男の進路次第ではあるものの、
次男三男が中学に入ったタイミングが、ちょうど私が勤め人を卒業し、
適当な中古戸建を買うのにいい時期だろう。
これで駅徒歩10分である。
東京とは全く違う。
とはいえ、いい中古で土地が200㎡くらいあると、
7000万、8000万という感じだ。
ただ、長く晒しものにされている。
ちょっといい勤め人程度ではついていけない市況になっている。
卒業後はこんな適当な家を買って、本社兼自宅にしたいと思う。
まあそんな感じだ。
片足は勤め人に残しつつも、
そろそろ自立に向けた動きをコソコソとやっていく。
つづく