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2025年12月8日(月)

人はなかなか死なないものだ。
戦国時代の有名な大名には大体20代で親が死ぬことが多い。
出産も早かったにも関わらず、親が20代で死ぬ。
人生50年と言われていたのだ。

バフェットの姿を見ると、100歳までは、
普通に脳は動くようだ。
つまり死ぬまでクリアな頭脳で生きることは可能だ。
チャーリーマンガーも90代後半でのスピーチが残っているらしいが、
日常的にアタマを使っていれば大丈夫なようだ。
日常的に身体を動かしておけば身体も大丈夫だろう。

私のコンディションによっては、
息子世代への承継をすっ飛ばして、
一気に孫世代に承継してもいいかもしれない。

そう考えると人生あと30年と思っていたが、
50年なのかもしれない。

さて、そんなSAT財閥の初代総帥たる私だが、
46歳にもなって、
起業したわけでもなければ、
難関資格でも持っているわけでもない。

社員十数名の零細企業でウダツの上がらない勤め人をしながら、
小さな貸家を買っては貸しということを19室経営している。

目下の課題は貸家1室(リフォーム中)である。
この家は購入時点で猫屋敷、家賃滞納が始まっていて、
投資家が逃げ売りした。
退去後、200万でリフォームしたり、
目の前の家が売りに出たので、買おうとしたら、
公庫から取り壊しの指示が出た。
泣く泣く解体。
今度は家賃滞納で追い出されて、またリフォーム中だ。
この貸家は呪われているのかもしれん。

ただ、学びも多い物件である。
失敗とは学びであり、学びとは失敗である。

総額2500万円弱投資したりリフォームしたりしているが、
家賃は8万か9万。
3~4%というショボイ利回りだ。
これはアレだ。

ラボだな。ラボ。
研究開発物件。
私に学びを提供してくれる研究施設だと思うと、良い。
問題物件だからと、他の投資家に押し付ける人がいる。
その人は確かに「売り逃げ」することができたが、
3年後に隣地が売りに出されることを知らなかった。
また、猫屋敷のリフォームにどの程度カネがかかるかも知ることができなかった。
私はその経験を買ったのだと思う。
いや、負け惜しみではなく、本当にそう思う。

所有物件のすべてが学びだ。
人間相手では100人いれば100通りの学びがある。
ただ、不動産で、居住用物件に限ると、それほど学ぶ必要は、ない。
さらに戸建、区分に絞ると、さらに学びの量は少なくなる。

私はそれでいいと思う。
もう50歳も見えてきたこの時期にさらに手を広げる必要はないと思う。
従来の成功パターンをコピペしていくだけ。
それでいいし、それがいい。

アパートくらいはヤルかもしれない。
RCマンションや商業ビル、飲食ビルもやるかも知れないが、
積極的に探すことはしないだろう。
特に投資金額の1発が大きくなると、
詐欺のリスクも高まる。
1,000万ソコソコの物件の場合には、詐欺師も割に合わないから、
扱わない。

ただ、不動産屋も雑に扱ってくる。
これは一長一短。
雑に扱われるから安く買えることがある。
というのが「長」
不動産屋の対応がテキトーになってしまうのが、
「短」である。
プロ大家としては自分が雑に扱われたところで、
「利」を頂ければニコニコである。

引き続き貸家業で同じことを馬鹿みたいに繰り返す。
勤め人卒業後は勤め人でやってきた知見を活かして
再生コンサルやら情報発信を細々やっていく予定だ。
ブログの題名も変えないといけない。

現役勤め人であればこその怒り、不安、不満は間もなく、過去のものになる。
特に不動産を持っていなかった低給与勤め人だった時代の私は、
もう死んでしまった。
もう何も持っていなかった頃の私には戻れない。

ただ、もう終わったことである。
そして、あの頃に戻りたいとは思わない。
1つ1つ人生の課題をクリアしていき、全てやり終えた時、この世からオサラバするだろう。

をはり

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