つくづくマスメディアは洗脳装置である。
ネットが充実して本当によかった。
ネットの情報にも洗脳的要素はあるが、
それでも、情報を取捨選択するプロセスが入る。
信用できないメディアは自分で排除して、
信頼できる情報源から情報を集めることができる。
昔から、情報誌的なモノはあったわけで、
強者は、自ら情報源にアクセスしたり、人・カネを使って必要な情報を収集してきた。
今も昔も自分の頭で考える人が時代を作ってきたのであろう。
さて、
偏差値エリートのKO大学を出ておきながら、
最近新築ワンルームマンションを買って、
ローン審査中の人物がいた。
この人物、もうすぐ転職するらしいので、
ローンが通るうちに。
と言うことで、名古屋市内の新築区分(賃貸用)に投資したらしい。
それで、大家をやっている私に
「どう思いますか?」と聞いてきた。
購入前なら全力、とまでは言わないまでも、
妻子ある人だ。
多少の縁もあるから、頑張って止めるのだが、
もう買ってしまっている。
どうしようもない。
せめてローン審査が落ちて、ローン特約発動して解約を試みるくらいしかできない。
(コンプラ的に正しいかは知らんけど)
マスメディア云々の前に、
数千万円の負債を負って、購入する資産がどのようなものか?
もっと必死になって考えてもよさそうなものだが…。
有名私立中高に行こうが、医者だろうが弁護士だろうが、
「商売のセンス」がなければ、経済的に豊かになることはできない。
資本主義なんだから、経済的に豊かになることが、
最も幸せなのだ。
これはドグマであるが、事実である。
無論、
家族、社会的評価等も重要ではあるが、
かといって経済的成功をないがしろにしていいわけがない。
全部、成功すべきなのだ。
それが聖丁も言う「全人(ぜんじん)」というヤツだ。
それを目指すべきなのだ。
私の「全人」を目指す旅は、ちょうど分岐点に差し掛かった。
勤め人という長い道のり。
これを終えて次の道に切り替わろうとしている。
しかし、
世間の9割の人と違うのは、
私は勤め人という道を歩きながら、
並行してもう1つの道を歩いてきた。
今後は「もう1つの道」一本を歩く。
独立自営法人の大家業とコンサルティング業だ。
まあ、コンサルティング業の方は、既に相談に乗っている法人、個人の延長と、
新規がいれば、少し受ける程度で、積極的に宣伝もしない。
私の勤め人の専門は、債権回収であり、
これは弁護士以外が介入すると、弁護士法違反となる。
どうしても得意分野が回収だから、
金融機関、サービサー対策がメインになってしまうだろう。
そうなると、これは危険極まりない。
過去、何人も書類送検された債務整理コンサルがいる。
だから、まあ基本的に債権者対策は無報酬やる。
基本は大家業と、SAT債を買ってもらうサービスだ。
SAT債の仕組を応用して、
金利1%、期間1年、一口100万円で借りる。
債務者として債権者様に報告するという形でアドバイスをするパターンを作る。
これなら無報酬である(と言うか金利を払っている)。
しかし、1%では、インフレ率に負けている。
さらに私は最低5%以上で運用可能である。
つまり4%の利ザヤを頂いているのと同じだ。
カネを借りてコンサルをする。
借りたカネはこちらで運用して稼ぎながら返済するという、
新ビジネスモデルである。
これなら非弁行為!と、刺される危険がない。
と、思って調べてみたら、
対価は金銭に限られないとある。
これではSAT債購入者サービスとしてのアドバイスもアウトである。
貸しても金利が報酬とみなされるだろうし、
借りても借りた低利のカネが報酬とみなされるだろう。
これはダメだ。
どうあっても、弁護士法は
法律や他人のトラブルで飯を食えるのは弁護士だけ。
と言う法律になっているようだ。
君子危うきに近寄らず。
(そもそもそんな稼ぎ方をする必要もないか。)
そんなことを考えながら、
卒業の日を待つ。
思い出したぞ。
今の心境。
高校3年の卒業直前の心境に似ている。
とりあえず東大は落ちたけど、私立大学に合格してあって、
完璧ではないが、次の道も決まってる。
あとは卒業の日を待つだけ、そしてそれはもうすぐ。
あの時の感覚である。
高校生活にやり残しはない。
まあ、東大は落ちたけど、私立大には受かった。
次の道が決定してあって、後は卒業式を待つばかり。
あの時の真理なのだ。
しかし、私は18歳の時、苦しい挫折の日々の始まりだとは気づかなかった。
果たして、私の未来も同様に、苦しい日々の連続になるのだろうか…。
そんな気はする。
多分、失敗、挫折、逆境が襲ってくるだろう。
それでも、
毎日平穏無事で死ぬまで何も困らない人生よりは楽しい気がするよ。
一周回って、ね。
をはり
2025年11月4日(火)

