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2025年10月28日(火)

運転資金200万とSAT債入金で
一時的に500万の現預金確保に成功したのもつかの間だ。

火災保険32万をガツっと引かれて、
公庫様の返済を終わって、退去した物件のリフォーム代の支払いを控えたら、
もう残高が300万円台に戻ってきた。

©進撃の巨人 諌山創先生

ケニーのようにシュルシュルと残高が下りてきた。

これなのだ。
運転資金とSAT債なかりせば、
残高100万円切っていた。
この綱渡りの資金繰りから脱却しないと、自分も苦しいし、
銀行も危なっかしくて貸せないと思うのだ。

私の借入の組み方が危ないのは、
公庫借入が極めて短期である点。
SAT債の借入の組み方も極めて短期である点。
この2点に問題がある。

元金返済がない借入はプロジェクトのExitに依存した融資だから危ない。
という私の思想でSAT債は収益を全て吐き出して償還するように設計している。
同時に公庫も短期ー短期で組んできた。

これによって恐ろしいことが起きているのだ。

2025年08月末の総負債は100.1百万円
2025年09月末の総負債は102.8百万円
2025年10月末の総負債は102.7百万円
2025年11月末の総負債は101.3百万円(見込)

このようになっていた。
8月→9月では2.7百万円増加している。この要因は公庫200万、SAT債の100万
300万の借入増加と返済によって2.7百万円の純増になっている。
9月→10月ではSAT債の追加販売で100万の増加があったものの、
元金の償還がそれを上回るピッチで進んだ。その結果むしろ総負債が減少しているのだ。
10月→11月に関しては、追加の借入をしないから、1.4百万円純減する。

1.4百万円の元金償還ってどういうことだ?????
普通に考えてみて、1ヶ月に140万円の税引き後利益が出ていないと返済できない。
私の給与が月〇〇万円で、家賃が130万円だから、うん。
もう全部返済に回している。

毎月140万円の返済をするということは、年間1,680万円の元金償還である。
一般的に適正とされる債務額は簡易CF(経常利益+減価償却費)の10倍。
要するに10年で完済できる総額が、適正な債務額とされる。
私の債務は1億円程度だから、なんと6年で完済できるピッチだ。
住宅ローンやらLFアセットファイナンスの借入が超長期(20年以上)で組まれていることを
踏まえると、公庫とSAT債の償還ピッチが異常に早いことが分かる。

元金の償還ピッチの速さは、現預金の減少と表裏一体だから、
現預金が常に低位で維持されることになる。
その低位で推移した現預金では新規投資ができないから、
2025年の投資は完全にフルローンで行ったと。
そんなことが読める。事実である。

リフォームローンを3年、2年で組んだのは間違いだった。
高額リフォームは資産計上して、木造なら4年で償却することになるが、
この償却期間(定額法)に合わせて(可能であればさらに長期で)設定した方がいい。
なんなら、元金は返済しない方がキャッシュが残るとまで思って良い。
いやさらに踏み込んで、確信をもって行うべきだ。

小銭を持たずに、勤労意欲を高めるため、金持ちだと慢心しないために、
稼いだキャッシュをなるべく返済に回すように組み立ててきたのだが、
私はここから大きく正反対に舵を切ろうとしている。
(最初からこっちに進むべきだった)

まだポールさんのように物件を売るという判断までは踏み込めないのだが、
確かにそれが正しい戦略だろうと今は分かる。

返済するくらいなら、キャッシュで口座に置いておく方が100倍いい。
インフレ率(3%)程度の金利を払うのはどうってことない。
経費で全額落ちるし。

黒字を安定して稼げる法人であれば、
借入金は圧縮する必要は全くない。
見合いの現預金を積み上げておいておければ構わないというか、
むしろその方が金融機関の信用が増す。

聞いたことがあっても、知っていても、理解していても、
それを実践できるかは、全く別の問題なのである。

あれよ

仕事で、不良債権、経営不振企業ばかり見ているから、
このような行動になってしまうのだと思う。

まっさらなアタマで始めていたらこうはならなかったのだろうと、
残念ではあるが、この借金取り業界でこそ私が私になることができたと思えば、
仕方ない。

美女とナイスバディの女性がいたら、
片方としか結婚できない。
片方と結婚したら離婚してからもう片方と再婚するしかないんだ。

1つ1つ成長していくのだ。
今日が一番若い。
学んでいこう。

つづく

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