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2024年7月9日(火)

昨日は勤め人でイラついてしまう出来事があった。
怒り心頭に発したため、
これ以上オフィスにいると周囲に悪影響を与えかねんと思って、
さっさと帰宅した。

帰宅途中や帰宅後に、こうこう言って論破してやろう。
と考えていただのだが、

一晩寝て冷静に考えてみると、

正論で論破したとしよう。
正論で論破した結果、私が正しい。
となる。
私が正しいので、私の権限を増やして
スムーズに勤め人仕事が回るようにすべきだ。
となる。

ちょ、待てよ

である。
確かに、正論をかぶせて相手を倒したとして、
業務がスムーズに回れば
さらに勤め先の仕事の幅は広がるだろう。

その時に私はどうなるか?
ただでさえ5割のパワーでやっているのに
「あれも、これも」と仕事を回されている。

これ以上勤め人として仕事の幅を広げるメリットはない。

危ない危ない

ついついやる気を出してしまうところだった。

ここで進撃の巨人「ジャン・キルシュタイン」の名言を思い出そう。

©諌山創先生

アニ・レオンハートに
「立体起動装置をうまく使いこなせるヤツほど巨人と戦わない憲兵団に入団できるのはおかしいと思わない?」

と、言われ、エレン・イェーガーがそれをジャンに伝えた場面である。

まだ、リアリストであった、ジャンが言ったこのセリフである。

システムは狂っているが、
自分に有利なら利用する。

という名言である。

まさに。

仮に政治や社内の上司が無能だとして、
それと戦って変えることにはたいして意味がない。
ほとんどのケースではそれは無駄となる。
失敗するリスクもある。

勤め人という立場でそのリスクを取るこそが愚策なのだ。

自分が経営者なのか?
労働者なのか?
ハッキリと認識した上で行動しなければならない。

よって、
一晩眠った私の結論はこうだ。

「はい、私はバカ者でございます。おっしゃる通り私はメッセンジャーオジサンに徹して、
同じことを何度も何度も致します。」
「ただし、その重要なお仕事がありますから、他の複雑極まりない業務はお受けできません。すみませんね。キャパが狭いもので。あと加齢で老化も進んでおります故」

この態度こそ、勤め人+アルファを標榜する
「定年までしがみつき労働者」である。

私は怒りを殺した。

怒りを殺して卑屈になることにする。

この怒りは自分のビジネスで爆発させるのだ。
怒りという貴重なエネルギーを勤め人で蓄える。
そして自分の商売で健全な方向に、早く進むための推進力とするのだ。

さ、今日も涼しいオフィスで余裕のあるスケジュールで仕事を回そう。

をはり

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