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2024年4月26日(金)

気が付いたらゴールデンウィークとやらに突入するらしい。
昨年2月に大きな懸案が片付いて、
かなり時間的な余裕ができて、
定時帰宅&有給フル消化をしていたら
限界を超えた業務量が与えられた。

基本的には「性善説」で生きているので、
私も受けていたのだが、
相手は「性悪説」。

当然負担が善人に寄る。

資本主義の世界では善意は悪意に駆逐されるのだ。
善人は困っているように見える悪人を金銭的に支援する。
(労働力も究極的には金銭に換算される)

勤め先のために善意で頑張ったら、
悪意ある勤め人は善意の勤め人に負担を押し付けて自分は有給休暇を取る。

カネがあるヤツほど、大体ケチである。
世界は残酷なのだ。

それでも善人であろうとするほど、
私も善人ではないし、
仮に善人であったら過労で死ぬだろう。

やはり、悪意には悪意で対抗するしかない。
平均的な勤め人になるしかない。

すなわち、限界アピール、体調不良、家族問題を理由にした休養である。
すなわち茶番である。

40過ぎてこんなことに今さら気づいたのも恥ずかしい話だが仕方がない。
笑顔で仕事を受けていたら殺されるのである。

効率よく業務を処理して時間を生み出したら、
管理者は産まれた空き時間を見つけて仕事を押し込むのだ。

ひどい話だが、社会とはそういうものだ。
有能無能、有象無象を結集して集団を作って、
集団を強くするのだ。

有能な管理者であれば集団を強くできるのだが、
おおよその管理者はアホだ。
私はプロの卓球選手であるとしたら、
「お前卓球できるからテニスもそこそこできんだろ?」
というアホをやる。

大谷翔平にサッカーもやらせてみようという
馬鹿をやるのである。

そう思うと、バカな管理者は
「俺も現場を持つ」ということをする。
プレイングマネージャーをやるのである。
選手権監督である。
これをやってしまうと、管理者の仕事がなおざりになる。
プレイヤーに対して適切な指示判断が出せなくなる。
管理者のスケジュールを見ながら
空き時間を見つけて時間を設定しなければならなくなって
スピードが落ちる。

とはいえ、管理者の仕事はほとんどが
本来経営者の業務である。
経営者が権限移譲を適切に行わないことが諸悪の根源なのだ。

管理者が勤め人体質だと
〇プレイングマネージャーを気取ってどちらも中途半端になる。
〇卓球選手にテニスをさせようとする。
〇勤め人の病弱アピール、家族で大変アピールを善人にしわ寄せして善意の有能を潰す
これが起きる。

私も近い将来経営者になるし、
息子らもこの問題に直面するだろう。

頭では理解していたが、直面してみるとより、問題意識をもって考えられる。
その意味では非常にいい学びを得た。

善人には性善説で向き合うが、
悪人には性悪説で向き合ってよい。

うまくやろう

をはり

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