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出世(昇進)をコントロールする

正社員で副業をする環境

勤め人大家をやるにあたっては、
自由時間の確保が必須である。

〇 有給休暇はストレスなく取得できる。
〇 副業可(黙認含む)
〇 残業なし
〇 裁量がある
〇 給与額は生活費をカバーしつつ、貯蓄可能(最低月10万円)

この程度網羅していれば勤め先はOKである。
しかし実際問題、歳をとってくると、
働き方が変わってくる。

経験を積み、実績が伴ってくると、
勤め人は昇進する。
これは「おもちゃの勲章」というやつだ。
勲章それ自体が無価値なのだが、
それにおもちゃという形容詞がつくのだから、
実態価値がないものが昇進なのである。

しかし、
実際には企業・個々人によって、ヒラ社員よりも楽に管理職ができる場合もある。
ただ、副業とはいえ、かなり本気でコミットしないと成果は出ない。
特に初期のスタートダッシュは重要で、
今ゆっくり生きているように見える人でも、人生の一時期においては
かなり「やっている」
私は3社目の会社がそうだったし、人それぞれ「あんときはやったな」
という時期が必ずある。

副業が軌道に乗ってきて、私くらいの規模になってしまえば、
管理職になってもさほど問題ないと思う。
それでも、経営者から求められる水準は
当然平社員よりも高い。
「それは経営者の仕事だろ!」
というレベルの仕事をするのが管理職である。
特に他人のマネジメントをするというのがかなり難しい。

話が散らかってしまった。

ケースバイケースと言ってしまえばそれまでなのだが、
一般的には管理職にはならないほうがいい。
平社員よりも高いレベルの仕事をやらされるのは確実であり、
しかしながら、給与が2倍になることはまず、ない。
出世はしないほうが得策だ。

ウィンドウズ2,000が理想である。

出世は制御可能である。

とはいえ、出世させるさせないは、上席の判断であり、
それはコントロール不能と思われる。

が、

特に中小企業レベルにあっては、それは可能である。
要するに自分が経営者だったら、
誰を管理職にするか?
それを想像すればいい。

周りを見渡してみて、
管理職になりそうな器の人材がいたとする。
それに譲ればよい。
A君とする。
A君が、自分よりも成果を出す、社員に対して配慮している。
人望があるように見えればよい。

可能であれば、A君の次のポジションも避けよう。
A君が辞めたら、自分に回ってくるからである。
平社員にとどまるためには、こいつクビにしたほうがいいな。
というほど悪くもないが、
管理職にはちょっとな。
というポジションにとどまればよいのである。

私が実際に行ったことは
〇 財務分析ができないという印象を周囲に与える。
〇 チームワークが下手で、一人だけでなんでもやるやつだ。と、思ってもらう。
〇 付き合いが悪くて、昼飯を一人で食っている。と、思ってもらう。
〇 自分勝手で私生活がちょっと怪しい。と、思ってもらう。

このようなことである。
実際、役員的なポジションは年下で、後から入社した人が担当しており、
自席も私ではない。

経営者が求める管理職像をイメージする。
そのイメージを100点としたら、
ほかの社員が85点取れていたら、
自分は70点程度に見せる。

これで出世は制御可能だ。
間違って90点を取ってしまっても、
「断る」という伝家の宝刀も抜くことはできる。
しかし、これを抜いてしまうと、
転職するんじゃないか?
など、邪推されてしまう恐れがある。

「こいつはダメなりに一生懸命やってる」
このように相手が思ってくれるポジションに意図的に自分を置くことで
管理職というババを引かないことは可能だ。

勤め人を泳ぎ切るためには「健康」と飽きないこと

私も一時期勤め人卒業を意識したことがあり、
色々な専業大家やインフルエンサーを見てきた。
しかし、
誰の人生もうらやましいとは思えなかった。

「まあ、その年収でそんなに働かされるなら、
独立起業したほうがいいわな。」
という人が多い。
ストレスで入院するとか、信じられない。

実際問題として、超優良企業卒業して勤め人しました!
みたいな投資家はみたことがない。
そういう人は勤め人しながら大家業をでっかくやっていたりする。
案外定年近くまでやり切っているのである。
(赤井先生、芦沢先生 etc)

私の場合にはその気になれば毎日17時に帰宅できるし、
給与も高い。
しかし、管理職になると職の質が変わる。
実際にはそれほどではないのかもしれないが、
役員みたいなポジションになったら、いくら私でも、
緊張感(ストレス)が増す。
ヒラ社員で限界まで働かせていただくのが最善なのだ。

既に同じ業界で20年も同じ業務をしている。
案外大事なのは「飽きないこと」である。
10年が1年かのように同じようなことをしても飽きないのが大事だ。
せっかく優良ホワイト企業に入ったのに、
勘違いして戦略コンサルに転職する馬鹿者がいる。
投資銀行にいて、外資に行こうとする愚者もいる。
実際転職希望者でもたまに見る。
要するに不安で、飽きているのだ。
まあ、40代になって、実際にやっているのは役員の接待ゴルフの調整とか
高い給与をもらっていても不安になるらしい。

気持ちはわかるが、その不安は
副業(大家)で解消するべき問題だ。

40代の高給取りにそんな仕事をさせられるほど、
うまい商売をやっている企業なので、居座れるだけ居座った方がいいに決まっている。

さらに「健康」である。
健康に65歳まで働いて、大家業を拡大していくと、
10億20億は積み上げられると思う。
(そんなにいらんけど)

長生きして1年でも長くクリアな頭で大家をやって家賃をもらうのがいい。

まあ今日はそんなところで。

をはり

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