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倒産防止共済契約者借入の折り返し

既に800万円積立 完了している

法人経営も9期目である。
8期連続黒字経営をしているので、
節税のために「倒産防止共済」への掛け金をコツコツ使ってきたものの、
全部使い切ってしまった…。

この掛け金はちょっと増額して欲しい。
せめてインフレ率に連動させて欲しい。
税金はインフレに伴ってドンドン増加する。

しかし、課税額の基準は低いままだと、
増税と同じ効果が生じる。
国民民主党が主張していた123万円の壁を178万円にするというヤツだが、
この根拠は123万円が当時の最低賃金×1年分。
今の最低賃金を基準にすると178万円だ。
ってことになる。

まあ、スジが通ったロジックである。
ま、全員が貧しい分には俺は構わんが。

とにかく倒産防止共済は良い制度だ。
掛け金が損金処理(税金が減る)できる上に、
積立金の90%の範囲で資金の借入もできるのだ。

それも超低利(1%以下)である。

借りっぱなしで返さないのが基本戦法。

この契約者借入であるが、正直返済する必要は、ない。
ずっと借りっぱなしでいい。
そもそもこんな低利の融資で資金使途も自由なのだから、
借換でも何でも使える。
常時使っておくのが望ましい。

面倒なのは1年の期限一括返済なもんだから、
毎年、毎年の手続が面倒くさいこと。である。

私は今700万円弱の借入をしており、
来月が返済期限なので、減額借換の手続真っ最中である。

最初は何のために借りたのか忘れてしまったが

当初の借入理由はすっかり忘れてしまったが、
物件購入か、若しくは物件購入のために借りた借金
の肩代りに使ってしまったと思う。

私に限らず、拡大期の大家と言うのはとにかく借金に餓えている。
借りることが出来れば借りたのである。

借りても借りても飽き足らず、どんどん買う。
借りられるなら親の仇からでも、借りる。
そして買う。

まるでカードローンの如く、借りては返し、
借りては返しをやっていて、もはや何のために借りたのか分からない。
そんな借金である。

事業に使うカネであれば、特に資金使途云々を聞かないで貸してくれる。
資金繰りに常に頭を悩ませている中小企業の強い味方である。

返済していく

理屈を言えば、0.9%の金利だから、
LFアセットファイナンスの4.3%の借入よりも
返済順位は後でいいのかもしれないが、
これは、早期償還していきたい。

この借入金は、緊急時の保険的に枠を開けておきたい。
2週間程度?で借りられる。数少ない借入だ。
緊急の訴訟、損害賠償、頭金の不足に対応するものだ。

短期の借入と長期の借入は明確に分けた方がいい。
物件購入の長期資金は、借りる際に完済までの
家賃収入で返せるように組んである。
それを運転資金を減らしてまでも返すのは間違っている。
(今まで間違っていたということだ)

短期必要資金で
長期のローンを返済するというのはNGである。

もちろん業績が好調で、
短期の必要資金が予算より大幅に上回っているのであれば、
予算を修正して、繰り上げ返済なり、
新規投資を行うというのはアリだが、
なんとなく口座にあるから。
と、テキトーな資金の繰りまわしをしたら、
まず、行き詰る。

規模が拡大して、固定費UP、支払先、支払額がUPしていくと、この「乱れ」に段々対応できなくなるのである。

貧乏オヤジと金持ち母さん

給与+家賃の絶対額では私の方が収入が大きい。
妻の家賃収入は私の家賃よりも多いが、総じて2/3程度である。

しかし、妻の法人は毎年キャッシュが800万以上積み上がり、私の方は資金繰りに汲々としている。

理由は明快で、妻の法人は役員報酬ゼロ。
私から妻に生活費を渡しているので、
妻はその範囲で生活をするから、
法人の役員報酬を取る必要がない。
そのおかげで私の3号被保険者として、
年金・社会保険制度にタダ乗りしている。

おまけに新規の投資を一切しないので、
キャッシュが残り続けるのである。

一方私は、
昨年、今年と2戸ー3戸と投資を積み上げた。
さらに借入でそのほとんどを賄った。

目先にカネがあると、
「仲介手数料と融資費用くらいは払えるな。よし、買うか」
と、なってしまいがちだ。

私も45歳にもなって、そんな恥ずかしい判断で
今年3室も買ってしまった。
情けない。

お陰で公庫に運転資金を借りるハメになったのである。

これからは短期の運転資金を手厚くしておいて、
緊急時の倒産防止共済枠も空けておく。
さらに、
新規投資をする場合にも、短期の運転資金は
別枠でしっかり確保し、余裕を持った投資を心がける。
さらに、リフォームも短期の運転資金に安易に手を付けない。

ちゃんと減価償却の期間に合わせて返済すレジュールを組み、
キャッシュフローが乱れないように気を付けていく。

今後1年~2年は短期運転資金の確保と、
倒産防止共済の枠空け作業に消えそうだ。
ざっと1,000万のキャッシュだ。
ま、1年かな。

をはり

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