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お前らバフェットの家を知っているか?

ネブラスカ州オマハ、同じ家に70年住んでいる

バフェットが30代前半で購入した自宅は、当時の価格で3万ドルだったらしい。
今でこそ、市場価格は140万ドルと言われているが、
世界一の富豪がこのような家に住んでいる事実を直視した方がいい。
自家用車もスバルやキャデラック等だ。
超高級車には乗っていない。

さて、バフェットが投資家としての最終進化形態だとしたら、
1億円のタワーマンションを買う行為は、大いに問題だ。
大いに間違った投機である。

そもそも年収2,000万円の手取り額はせいぜい1,300万程度だろう。
1億、35年、1.5%の元利返済で月31万だそうだ。
年372万円なかなかの額だ。
管理費・修繕積立金は3万ってところか。
固定資産税は年間30万くらいか?

トータル450万円の維持費ってところか。
ちなみに私は借家なので、家賃18万、借上社宅代が月10万円なので、
年間120万円。まあ更新料が自己負担だから130万円ってところだ。

どうだろう?
320万円の差だ。
ただ、元金の返済は貯金とみなすことができるかもしれない。
しかし、タワマンは単なる空間支配権であり、物質的にはタダのコンクリだ。

私も賃借権という形ではあるが、
土地と建物を爆安価格で使用することができている。

何も1億も出してタワマンを買うよりは、
3,000万円程度の中古住宅を買うのがいいだろう。
この程度の価格であれば買ってもいいかもしれん。
ただ、可能な限り、土地値を上回らない金額で買うことを忘れてはいけない。

社宅を追い出されたらどこに住むか問題

偉そうに「借上げ社宅最強論」をぶち上げている私だが、
勤め人卒業後の住居に関しては、なかなか悩ましい。

子供3人いるので、一人一部屋欲しい私としては、5LDKが最低条件である。
妻は「片付けられない人」なので、一部屋を必ず物置にして潰す。
ひどい有様である。
とても人様をお招きできるような家の状態ではない。
恥ずかしい家である。
それもあって、新築の家など住めない。
どうせ妻が汚くするに決まっているのだ。

私はモノが極力ない状態を美しいと思うが、
妻はモノが多くないとダメだ。
冷蔵庫も常に満タン、冷凍庫にふるさと納税の返礼品を入れる余地は、ない。
クローゼットも自分1つでは足りず、私の部屋まで浸食してくる。
そう考えると6LDK欲しいのだが、
まあ今の5SLDKより広い家というのは望むべくもない。

そうなると、だ。
息子3人の自立を待って、夫婦二人で住むのを前提に3LDKのマンションというのが
ベストOFベストであろう。

ただ、末っ子がまだ12歳。
彼が大学を出るまでの、
あと10年となると、私は56歳まで勤め人を引っ張らないといけない。
大学を一人暮らしさせるとしたら、52歳まで。
あと6年。これもまあまあ長いが、52歳というと、親父が勤め人を卒業した時期でもある。
頃合いだ。

うーむ。
やはり息子らが自立するのを待って、勤め人卒業&引っ越しというのがいいだろう。
そもそも息子らが自立を果たしたら、私の高年収は維持する必要もないわけだし、
あと6年もあったら、大家業だけで家賃3,000万が見えてくる。

大学を出てまで親と住むというのは、
私なら嫌だが、息子らはどういう考えの青年に育つか分からん。
しかし、親と同居の社会人なんて、モテない感100%だ。

築古戸建か区分ならタダで住まわせても問題ない。
まあ、そこは臨機応変にやる。

やはり3人息子らが自立を果たしてから満を持して、
勤務先の社宅を出る。ってのがベストなシナリオである。
6年もすると、義母もさすがに90歳近くなって、今の家にも住めなくなってくる気がするし、
介護が必要になるかもわからん。
その場合には、義母と同居と言う選択肢もあり得る。

結局アレだ。
持ち家なんて持っていなくて本当に良かった。
賃貸はライフスタイルの変化に合わせて変わることができる。

30代で持ち家なんて持ってもだな、
通勤という観点で、ソコソコ立地が良い物件を選ばないといけないし、
子供の数も部屋数で制限される。
通学の都合ってヤツも介入してくるし、
親が早く具合を悪くしたら、その介護も考えないといけない。
並行して夫婦関係が悪化したならば、
いつ離婚と言うイベントが起きるかもわからん。
転勤なんて言うまでもなく、あり得る。
そして、勤め人を卒業したら、通勤のために地価が無駄に高い場所に居を構えている必要もない。

売ればいいと言うが、買った値段で売れるかどうかは分からないし、
取引には仲介手数料を始めとした取引コストもガッツリ乗ってくる。
貸せばいいと言うのは賛成だ(実際私もやっている)が、
居住と投資の目線は必ずしも一致するもんじゃない。

そもそも住宅ローンで買える物件は高くて、
投資としてペイしない可能性もある。

やはり、勤め人で社宅があればそこに。
無ければ中古住宅をリフォームして格安に仕上げるのがいい。
まあとにかくアレだよ。
東京近郊だと価格が高くて難しい。

私の住居遍歴は
➀ 結婚前:ワンルームマンション
② 結婚時:1LDK都心マンション
③ 子供1人:②継続
➃ 子供2人:UR賃貸住宅(3LDK)家賃13.5万
➄ 子供3人:借上社宅家賃10万(5SLDK)
このようなものだ。

②の区分は1号物件で、将来貸すことを前提にしていて、実際に貸した。
➃のUR賃貸住宅は案外そのままずっといけるかな?とも思ったが、さすがに子供3人で3LDKのマンションは狭い。結局➄に至った。

機動力を維持する。
これが一番大事だと思うわ。

賃貸 VS 持ち家論争の視野の狭さ

戸建、マンション以外にも、新築か、中古か。
自分で法人を持っていたら、法人で買うのか、個人で買うのか?
勤務先に借り上げ社宅の制度はあるのか?
法人で買って社宅として借りる場合はどうか?

結局AかBかの2者択一ではないのだ・
築古買って直して、貸して、また築古買う。
アパート1棟買って、1部屋に住みながらリフォームしていく。
などなど、ちょっと考えただけでも10以上は思いつく。

要するに、お客さんになってはダメだということだ。
新築のマンションを買うにしても、戸建を建てるにしても、
お客さんになっている。
中古でも仲介業者の客になってしまっているのだ。
彼らが上げた利益の分だけ、確実に損をしている。
自分が自分で自分の自宅を作り上げるのだ。
ライフスタイルに応じて、だよ。

常在戦場

万事この姿勢で挑んでおれば、
かならず資本家として成り上がることができるだろう。

ただ、絶対に忘れてはいけないことは、
世界一の大富豪であるバフェットは、
質素な家に70年間住み続けているという事実だ。
彼は何も我慢してはいない。
快適に暮らしているに違いない。
その家で家族と暮らし、巨大な資産を形成してきた。
さらに90歳を過ぎても現役の投資家として、世界に影響を与え続けているのだ。

それを俺たちときたら、
自分の稼ぎも顧みず、身の丈(つまり年収)に合わない家に住みたがる。
恥ずかしいこと限りねぇよ!

ましてや転売しようとしたりするヤツに至っては救いようがない。

バフェット、チャーリー・マンガーの生き方に学べば、
まず間違えない。
悩んだら彼らに関する書籍なり記事を読もう。

つづく

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