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飼い犬も不幸ではない

野生の狼か、人間の飼い犬か?

野生の狼代表は

Twitter界では
サウザーさん、イケハヤ先生、はあちゅうさん
という名前があるようだ。

飼い犬代表は

田端信太郎さんや、澤円さん、motoさん
という名前がぱっと思いつく。

勤め人か?
フリーか?
この対立構造は私も長らく見てきたが、
不動産業界にも似たような対立軸がある。

「持ち家か賃貸か?」

これに似ている。
そもそも2つの対立以上に沢山の問題が内包されており、
比較できない。

勤め人でもホワイト企業からブラック企業まであるし、
業種も様々。
フリーランスでも下請け労働から自立した不動産投資家まで様々。

もはや私は単純な対立構造で「さあどっち」
というのは「終わった議論」だと思う。

持ち家でも住宅ローンを500万円で組んで、200万円のボロを300万円で
「フルリフォーム」して月々の支払1万円台で住んだら、
高級賃貸に住む人を上回るし、
社宅や寮に住んだら、タネ銭を貯めるのも早くなる。

両親から相続した家があったり、
親が二世帯住宅を建ててくれたりもする。

持ち家か賃貸か?なんて終わった議論なのだ。

勤め人か?独立か?

Twitterという特殊世界では
「独立派」が幅を利かせている。

なぜならば勤め人は仕事で忙しいのでTwitterをしない。
または勤め先との関係であえて書かない。
コンプライアンスの問題もあるし、
炎上してしまったり、本人が特定された時に勤め先に迷惑がかかるリスクもある。
当然勤め人は静かにしている。

だからと言って、勤め人が不幸かと言うと決してそうではない。

超一流ホワイト企業の方が99%のフリーランスよりも豊かだ

財閥系総合商社や、不動産などは典型だと思うが、
人を大事に定年まで使い切る。
中途採用は原則行わない。
このような日本型企業では福利厚生も手厚い。
30代早々に1,000万円の大台は超えるし、
さらに社宅もある。

海外勤務もできるしMBAも取らせてくれる。
部長にまで進めば年収3,000万円も可能で、
銀行与信もたっぷり、
この世界で不動産投資でもやろうものなら
大富豪になることも夢ではない。

わけのわからないインターネット世界のフリーランスに
銀行はカネを貸さないのである。
所詮はヤクザと一緒。相手にされない。

やはり、大手大企業勤務(ただしホワイトに限る) + 不動産
この無敵の組み合わせが最高だ。
安定と拡大、繁栄と勝利が約束されている。

よって独立の方がいいなんて馬鹿の戯言だ

イスラエルは長年ユダヤ人が世界を流浪した果てに
設立された国家である。

ユダヤ人は長年異教徒から迫害を受けながら
自分の国を持つために、その知恵を頼りに生き抜いてきた。
しかし、独立して、自国を持ったがために、
その防衛のために苦労しているように見える。

仮にアメリカのド真ん中のカンザス州が独立したらどうなるか?
痛い目に遭う。だろう。

アメリカ合衆国と言う枠組みの中で生きるからこそ、
カンザス州は生きられるという意味もある。
日本でも仮に東京都だけ独立しても、
食料や電力の供給がままならず、自滅するだろう。
独立するには独立するだけの力がいる。

財政、軍事、外交あらゆる総合力が必要である。
財政しか強みがないのなら、組織に属して、他に得意な人に軍事、外交を任せて、より多くのパワーを発揮した方がいい。

サウザーさんも社員を採用するとのことだが、
いよいよ単なる「独立家」から起業家、経営者の方向に進み始めた。

有名な表現者も最初は単なる直木賞、芥川賞作家であるが、
自分のマネジメント会社を保有し、新しいアーティストなどを抱えて、
大規模化していく。

ダウンタウンも漫才だけに集中して、
他の業務は吉本興業が行うからこそ、より多くの笑いを生み出すことができるのである。

ただ、独立すればいいと言うものではない。


群れからはぐれた牛の末路は目に見えている。

をはり

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