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私が勤め人として稼いだカネ(不動産の比じゃない)

この15年でいくら稼いだか

債権回収ビジネスは「いくら稼いだか?」が読みやすい

債権回収会社の商売は利益が読みやすいのです。

理由は仕入れ価格が見えているし、
回収額(売上)も分かるので
粗利が一目瞭然なのです。

ゴールドマンサックスや、リーマンブラザーズ、
シティバンクやドイツ証券も不良債権を買っていましたし、
彼らがバカスカ稼いでいるのを見て、
新生銀行、大和証券、その他国内系投資銀行も参入してきましたので、
彼らが買った不良債権の回収をフィービジネスとしても取り組んできました。

回収額の〇〇%という利益が明示されていたので

私が稼いだカネがどれほどかはよくわかりました。

具体的には?

1年目から粗利は800万円ほどです。
自社で直接購入した不良債権の粗利のほかに
オリックスが買収した大京の貸付金と言う怪しい債権まで回収。
1年目の半期だけでそれほど利益を稼げました。

2年目は転職して投資用不動産を売らされましたが、
研修だけ受けて嫌になって辞めたので
ゼロです。(笑)

3年目は4,000万円

5年目8,000万円

6年目6,000万円

7年目(3社目) 3,000万円

8年目 2,000万円

9年目以降は守秘義務が怪しいので秘密。

たった9年で23,000万円は行っていると思います。

7年目8年目は基本業務が延滞の解消だったので
直接目に見える利益が少なくなりますが、
片手間で粗利30百万、20百万稼ぐってどんだけ
優秀な人材なのでしょう。
SATさんはやはり天才です。

私がその9年で得たサラリーはおそらく平均500万円×9年で4,500万円
程度ではないでしょうか。

それほど、勤め人は「実は」稼いでいるのです。

勤め人は相当利益を出している

株式情報で当期純利益を見て下さい。
あれは全部勤め人が稼いだカネです。

信じられないかもしれませんが、
勤め人はすさまじい程低い給料を貰って莫大な利益を会社に残しているのです。

しかし!
気を付けて欲しいのは
「だからと言って我々が高い給料をもらう権利はない」
という事実です。

残念ながら私たちの労働力は
代替性があるのです。
私をクビにしても、
私の70%程度の稼ぎを出す人材は雇えるでしょう。
2億円の利益が1万4千万円にはなりますが、
給料は所詮1,000万円のままでOKです。

労働力は所詮労働力に過ぎません。
わたしと言う収益源を支えるために、
事務処理を行うスタッフもいるし、
経理、経営役員、仕入れ担当の営業もいるわけですから、
私一人で利益を出すわけでもありません。

会社とは「組織」で売上を上げていくので
一人ひとりの社員の貢献はよくわからないのです。

私が独立したらどうなるか?

勤め人で稼いだ粗利は稼げない

それは当たり前です。
仕事を取ってきたのは50代で仕入れ先とコネがある部長だったりします。
最終工程で私が3億稼いでいたとしても
その3億に至るまでには無数の工程があったのです。

今の私が独力で稼げるのはおそらく、
(今の家賃収入)ー(金融債務返済)ー(管理費等)=月50万円の粗利。

これは間違いなく大丈夫ですが、これ以上稼げるかどうかは未知数です。
このブログの収益は月5,000円にも満たない額ですから、
全く期待できません。

正直今すぐに勤め人としての稼ぎを失うことは、苦しいと言えます。

但しすぐに追いつくでしょう

しかし、今は勤め人として週5日、毎日10時間以上必死で稼いでいます。
これを自分だけの収益のために投資したら、
かなり結果を出す自信があります。

妻の実家の不動産会社で働いてもいいでしょうし、
困っている中小企業に債権者対応を教えるコンサルをしてもいいでしょう。
勤め人を辞めて独立してもやっていく自信はあります。

でも、やめない方がいい

でも、私はやめません。
なぜならば勤め人として、勤務先のリソースを使いながら、
勤め先の看板を背負って商売をして、
週休2日貰った方が全然楽ですし、
安定した給与が保証されているからです。

勤め先が給料を払わなければ私は弁護士を雇って未払い給与を回収できます。
それは確実に回収できるレベルのイージーゲームです。
その方が、自分で営業して稼ぐよりも楽です。

だからもっと家賃収入を増やして、
キャッシュフローが豊かになるまでは
辞めずに勤め人 + アルファを並走させようと思います。

まとめ

我々は凡人です。
残念ながらブログ1本で独立する気にはなれませんし、
AV女優と結婚してその私生活を公表して稼ぐような根性もありません。

だから勤め人をしているのでしょう。
勤め人としては確かに給料の10倍近い利益を上げています。
しかし、それでも独立したら10倍稼げるかといったらそれはできません。
勤め先には自分を支える

「組織」

と言うものが控えているから出来ることなのです。
そしてこの「組織」を作り、
運営できる経営者こそ、
資本主義社会で莫大なる富を得る資格がある人たちなのです。

我々が取るべき手段はその組織にうまく潜り込んで、
歯車として申し分ない動きをして、
一定の報酬を得る。
報酬から自分のビジネス(プラスアルファ)を育てて、
いずれはサラリー < プラスアルファの状態にして

独立する。

これしかありません。
よって、サラリーは極力小さくしておくべきですし、
支出は極小化しておくべきです。

頑張りましょうや!

蛇足

私が勤め人を辞めないのは
自分が給料以上に稼いだカネが、
変なことに使われないという安心があるからです。
そういう意味では、
私の勤務先の経営者は尊敬できる人々ですので
幸運であると言えましょう。

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