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長生きは資産だ

子供に贅沢をさせてはいけない

年末年始は毎年家族でディズニー、海外?

そういう金持ちがいる。
自分の子供に贅沢をさせる理由は何だろうか?
私には「呪い」を掛けているようにしか見えないのだが…。

当然金持ちになれたのだから、
その人は有能であろう。
しかし、その子が有能である確率は大いに小さい。
むしろ、遺伝の平均回帰のルールに照らせば、
凡人である可能性が圧倒的に高い。

その子は、成長して、親父のように家族を年末年始にディズニーに連れて行ったり、
海外に連れて行く経済力が、自分にはないと悟るだろう。
「あれは特別なことだったのだ」と。
それがプラスに振れる可能性もあるよ、確かに。

俺も負けられない!
と、奮起するパターンもある。
しかし、ネガティブな凡人だったら、
俺はダメだ。オヤジのようにはなれない。
と、結婚を諦めるかもしれない。

お父さん!すごい!と敬意が欲しいのだろうが、
そんな世界が普通であると勘違いしたらどうするのだろうか?
女の子だったら、なんだこの男は年末年始、夏休みは当然海外に行くものだろ?
という曲がった思考に至る可能性もある。
そもそも、贅沢など知らなければ良いと思う。

そんなものは一生知る必要もない。
知りたければ自分で稼いだカネでやるものだ。
家族であっても、贅沢を味合わせるべきではない。

それは、田舎から出てきた女の子が
東京に出てきてパパ活をして贅沢を覚えて金銭感覚がバグってしまうような事態を誘発するだけだ。

むしろ貧困こそ味わせるべきだと思う。

私は成功した資産家が、家族に贅沢を覚えさせるのを見るたび
「成金」「3代はもたん」と、思ってしまう。

子供には艱難辛苦をこそ与えるべきなのだ。

長生きして相続の発生を遅らせる

私は46歳だが、父親は75歳で存命だ。
あと5年は生きるだろう。

つまり30代で子供を作って、
80歳まで頭脳明晰に生きるとすると、
息子世代は50代になるということだ。

仮に20代、30代といった若いうちに、
親から莫大な資産を引き継いだら、どういうことになるだろうか?
当然散財して食いつぶす可能性が高まるだろう。

さすがに私も70代になれば、
息子らも40代に近くなってくる。
どの程度の才覚が備わっているかは、おのずと知れる。
まさに、どの子供に資産を渡すべきか?

ハッキリと、結果を伴った形で検討することができるのだ。
全員バカだったら、逆に孫世代に飛ばし相続も検討できる。

やりすぎの支援をすることなく、
子供世代が自力で生きていく様子を見て、
確実に資産を渡していくためにも、
頭脳が健康な状態で、長生きすることが重要である。

特に80歳までクリアなアタマで、
承継する息子(娘、娘婿)を決めてしまえば、
その息子も40代、50代という冷静沈着な年齢で、
オヤジが死ぬ90歳まで、じっくりと対策を立てながら相続の発生を待つことが可能となる。

まさに長生きは資産だ。
生きているだけで存在意義がある、そんな80代としての自分が存在できる。
存在意義がある80歳以降というのは、なかなか、ないぜ。

バカ息子に商売を継がせると潰れる

長年不良債権の回収をやってきたが、
不良債権の債務者である中小企業とは、
無能な社長が経営をしている。

まあ、このブログを毎日毎日読むような読者は間違いなく、
有能な人間だ。
しかし、それを受け継いだ、2代目がバカな可能性は十二分にある。

初代がバカなケースはあまりない。
そもそも初代がバカだと、銀行が金を貸す前に倒産する。
二代目までは持たない。
しかし初代が天才で、二代目が傾かせた企業というのはよく見る。
会社は頭から少しずつ腐る。
それを引き継いだ3代目が多少マシで持ち直すこともある。

いずれにしても1,3代目が優れていても、
2代目がバカだと大いに苦しむ。

1代でもバカに継がせたら、あかんのや。

であるからこそ、長生きして、しっかり資産を管理し、
着実な実績を出した子供(婿等)に承継させる必要がある。
別に目覚ましい成果を出す必要はない。
確実にバトンを受け取って、次の世代に渡せれば、
資産を1円も増やせなかったとしてもOKだ。

ましてや、子供は平等に…。
などというタワケ(田分け)をやってもいかん。

まとめ

1.子供に贅沢を味合わせるのは呪いをかけるのと同義である。
2.長生きして、資産・事業を承継させる相手を、実績で見て決める。

長寿は代々資産を承継させるための、必修科目だ!

をはり

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