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赤字を黒字に粉飾するのはOKか?

Lappet-faced vulture (Torgos tracheliotus), South Africa

勤め人の仕事

私の勤め人仕事は説明がなかなか難しが、
業界の人から見ればディストレス投資。
一般社会の人には「企業再生」
と、言っておけば商売がやりやすい。

つまり「再建」が必要な企業が投資先となる。
和製ハゲタカと言われることもあったが、
最近は政府すら再生ファンドに出資する時代なので、
ハゲタカ呼ばわりされることは少なくなってきた。

再建が必要な会社なので当然財務的に「問題」を抱えている。

銀行から金を借りるために赤字を粉飾して黒字に偽装

これをやってしまったら、
遅かれ早かれ必ず経営は息詰まる。
100%と言っても良い。

実態は赤字なのに黒字を偽装しているので、
本来払わなくていい税金まで支払うことになる。
その結果キャッシュアウトした分をまた借金で補うのであるから、
当然借金は増える。

借金が返せないことがきっかけになり、
資金繰りが行き詰ってアウトになるのだ。
さらに裏帳簿(実際の正しい帳簿)と2重に管理する手間もかかる。

昨日相談にきた会社はまさにそれ。
しかしついでにしていた話が面白かった。

税務調査をされたが、1日で終了

この企業に税務調査が入ったらしい。
毎期、気持ち程度の黒字(もちろん毎期粉飾)を出していたが、
税務調査が来た際に
「当社は粉飾で黒字を出しています」
と、正直に話したところ、

税務署員はすぐに帰った

ということらしい。
税務調査は「適正な納税」のためにするものではない。
「税金を取る」ためにやっているのである。

黒字の企業が赤字で修正申告したら、
税務署は払い過ぎた税金を還付しなければならなくなる。
税金を回収するどころか、返還しなければならないのだ。

架空の在庫や売掛金があることだけ確認して、
すぐに調査終了である。

所詮は税務署も商売である。

さもありなんという話を聞かせてもらった。
私は逆パターンなので1,200万円もはらったけど!!!!

をはり



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