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自宅は資産になりうるかもしれない

都内のマンション価格の高騰は目を見張るものがある。

結婚、持ち家は経済的自由の実現を遅らせる代表として、
常に私は批判してきたわけだが、
この持論を一部修正するべきかもしれない。

私の1号物件(自宅)の値上がりが考えを買える理由である。
2,700万円で投資した1号物件だが、価格高騰が進み、
どうやら4,000万円以上の時価になっている。
フルリノベーションした1つ上の階の部屋が5,180万円で売られている。
売り急いだとしても4,000万円では売れるだろう。

周辺の物件も私が定点観測をしていた頃と比較すると㎡単価で4割~5割上昇している感じがする。

新築マンションも選択肢に入れて良いかもしれない。

従来からも、割安な中古住宅であれば、
自宅を買っても良い。
という考えではあった。
しかし、
新築マンションも条件によっては買ってもいい持ち家かもしれないと思えてきた。
しかし、
超都心部の新築のみ。という条件が付く。

港区、中央区、千代田区、渋谷区、新宿区、文京区
この6区の山手線内側であれば良いと思う。

何にせよこのエリアは住む人、投資する人が、
「世界中から」殺到する。
アメリカは今インフレ退治に忙しいが、
資本主義経済、特にグローバル資本主義は、
それ自体がまるで意思を持っているかのように規模を拡大していくので、
その経済が産み出す商品を媒介するための「お金」も政府を通じてどんどん供給されていくと思われる。

その一方で、人は居住する空間を必要とするし、
より快適な住環境を求める。
衣食住とは言うが、金持ちでも服装に拘らない人も多いし、
むしろ金持ちの方が食べるものは質素である。

しかし住環境には金持ちはカネを使う。
増える「お金」は金持ちが保有するし、
金持ちは住環境には惜しみなく投資する。

その意味で超都心部であれば新築マンションを持っても割に遭う可能性が高い。
ある程度仕事が忙しく、移動時間を節約することで、
ストレスを軽減する必要性が高い人に限られるとは思う。

要するにエリート勤め人が典型である。
実際私の大学の先輩夫婦は2017年頃新築区分を数千万円で買ったが、
今では1億円を超える時価に高騰している。
それでも東京は世界の主要都市に比較して割安らしい。
恐ろしい世界である。

私の自宅は借家だ

ちなみに私の場合には勤務先の借り上げ社宅である、
恐らくこのままずっと賃貸で行く。
子供が巣立って行ったらさすがに今の自宅は広すぎるから、
都心のマンションを買うかもしれないが、
当分その予定はない。

ちなみに、千葉県内のJR主要駅から徒歩7分の一戸建で6LDKである。
こんなにバカみたいに広い家を必要とするのは、
子供が3人もいる私のような世代だけである。
事実、今の家主も3人の子供がいた大学病院の医者だ。

お医者様が新築して30年住んだ後、
私が借りて住んでいるのだ。

新築したら1億円はするだろう。
それを月17万円で借りている。
1億フルローン(35年、年利0.475)で組んだら、毎月258千円の返済だ。
別途固定資産税もかかる。

あほくさい。
さらに私の勤務先の借り上げ社宅なので、
私の月々の支払はなんと!9万円でOKだ。

年間108万円の返済で1億の家に住めるのだから、
どう考えても賃貸が有利だ。
子供と暮らすのは多く見積もっても25年程度だろう。
私の場合には下の子が7歳なので、あと15年程度だ。

わざわざバカでかい家を買うまでもない。
家族のサイズの変更に合わせて住み替えやすい賃貸がベストだ。

特に、勤務先に借り上げ社宅の制度がある人は、
かなり割安で中古を見つけない限りは、
賃貸より有利になる買い方はできないと思う。
大人しく勤務先の借り上げ社宅を使った方がいい。

いい大人がいつまでも借家とか言うヤツは、
おおよそ昭和のアタマでいる。
無視しておけばすぐに消える。
今の日本には良質な中古住宅もあるし、
リフォーム技術も発展している。

戦後の住宅不足の時代とはわけが違うのである。
昭和世代がクッソ高い値段で買った住宅を
キレイにリフォームさせて、賃借したらいいのだ。

自宅のコストは金額が大きいだけに、
節約して自己資金を増やすためには注意して選ぶ必要がある。

くれぐれも郊外の新築一戸建てという馬鹿げた選択をしないよう
気を付けて欲しい。

をはり






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