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税務調査1日目終了

朝9時半 2名で訪問される

事前に約束した10月27日 9時半丁度に来訪。
税務署員2名で男女1名ずつ。

相手は名刺を出さずに名前を名乗る。
お茶を出す(未開封ペットボトル)が、
「規則上いただけない。」
と謝絶して手を付けなかった。

新型コロナ対策でマスク着用、
持参した消毒液で除菌を実施、
窓を開けて換気を良くした上で面談に入った。

どう見ても20代であり、とにかく若い。
あくまでも今回は対象が個人なので、
第一線の30代40代エースは当然法人や億単位の金額を回収するであろうから、
若手の訓練として個人事業主に来ているのではないかと推測。

すべての経費の帳簿を開示する

私の場合には売上に対して、経費が異常に多いところを確認するということで
経費の明細を全て開示するよう要請された。

ちなみに私の経費の明細は
クレジットカードの控(それもWEBページのダウンロード)である。
それをExcelで編集して帳簿にしているので、
一般的な法人がわざわざレシートとは別に手書きの領収書をもらうのと比較して
凄まじく簡易である。

結論としてはそれでもOK。
いつ誰に幾らを支払ったのか?その目的が事業に関連していれば良いとのこと。
交通費(新幹線、航空機)に関してはかなり多目に見てもらえた印象。
100%物件視察ではなく、少しくらいは観光もしたのだが、
そこまでギリギリ攻められることはなかった。
但し、明らかな家族旅行はダメなようだ。
私もあえてそこは攻めずに引いた。

住居兼事業所にしていて、
家賃部分を経費計上している場合には細かく見られるが、
私の場合には個人宅、法人本店を兼ねている。
それも勤務先の借り上げ社宅なので、
これを法人や個人事業の事務所として経費を落とすのは避けた。

前職では借り上げ社宅ではなかったので、
事務所として経費を計上していたが、
否認されている。
(そもそも事業所得ではなく雑所得としてバッサリ斬られたのだが)

全体的に、領収書ではなく、クレジットカードの明細だけの管理だったが、
明らかに事業目的外の明細以外はスムーズに行った。

今後の流れ

全ての明細のコピーを持ち帰った。
(原本は受領できないことになっているらしい)

そもそもデータで持っていけばいいと思う。
メールはダメ、データを取る必要がある場合にはUSBメモリに入れて持ち帰るとのこと。
今回は紙で持ち帰り、
不明点があれば追加で質問及び資料の提出がある。

その後、税務署が指摘する内容での修正申告に応じるか否か。
という納税者側の判断となる。
不服があれば任意の修正申告に応じないという流れになるが、
その場合には税務署も更生という手続を取ることで対抗され、
最終的には税務訴訟で争うことになると思う(専門家ではないので、間違っている可能性有)。

ここは素直に修正に応じて、納税をする。
と、言う流れになると思います。
問題は3年の修正で済むのか?
それとも5年の修正をしなければいけないのか?
ということになりますが、
ちゃんと期限内に申告している場合は3年でおさまるケースが多いようです。

私は素直に応じますし、税務署も忙しく、
マンパワーも限られているので、
何とか素直に全部応じるし、
今後は税理士さんを関与させて適正な申告に努めると伝えて、
3年でまとめてくれるようにさりげなくお願いしておきました。

今後は全部税理士先生に関与してもらうことにする。

今回私の不勉強が原因で、
故意ではなく、経費の過大計上という指摘と修正を受けることになりましたが、
恐らく同じ申告を続けていると、
5年ごとではなく、毎年調査を受けることになると思います。
(前回は事業所得の否認だったので今回とは性質が異なる)

私もいい歳ですし、子供も大きくなってきたので、
今後は税理士に関与してもらって、適正な納税に励もうと思います。
銀行は納税資金は比較的貸してくれます。
(利益の範囲での融資なので安全)

小賢しい節税をやめて、
国民としてあるべき納税をやろうかなと思います。
40を過ぎて今頃ですが、
そんな心境です。

納税資金の調達…

税務署とはいえ回収マンであると思ったエピソード。
私の法人の通帳を確認し、個人の口座残高も確認したところ、
全然お金がないことをしっかり確認していました(笑)。

その上で、
「修正後の納税はできるのか?」
という、回収目線での質問もありました。

私は「必死でカネを作って払います!借りてでも!」
と、回答。
反抗的な態度はしませんでしたし、
一回り以上若い担当者にも敬語で紳士的に対応したので、
何卒お手柔らかに頼みます!!!

当日のうちに倒産防止共済の返済ジャンプと追加借入の申込を行い、
納税の準備を進めました。

まずは国税(所得税)を払い、
追加でやってくる地方税(住民税)を払う、
最後に所得が増加して返還を求められる育児給付金を払わねばならない。
この「家一軒買えるレベル」の支払を乗り越え、
再び私は立ち上がる。

つづく

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