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男の子には「勉強するな」という

出席日数を計算する高校生の長男

うちの長男はぶっ飛んでいる。
高校生というものは、
毎日学校に行って、部活をして勉強して、
多少異性に興味があってゲームをしたいというのが私の平均的な高校生のイメージだ。

しかし、私の長男は高校はエスカレーターで上がれるから
行かなくてもいい、
高校は留年があるが、出席数に到達しており、
テストがクリアできればいいという発想で生きている。

「それは大学生の発想だ」
といったものの、彼のやり方も間違いではない。

間違いではないが、家ではゲームばかりしているので
ろくでもないとは思うが、
まあ私も似たようなものだった。

ここまで親の制御が効かない長男も珍しい。

それでも一応大学には行きたいらしい。

この年代の男子というのはとにかく反抗的だ。
群れを率いてメスを持ちたいというオスの本能の発現だろうと思う。

勉強しろと言えばますますしない。
親に反抗するのが生きがいみたいな感じだ。

私が少年であった時も親は何も言わず
放置した。
逆に勉強しろしろ言われていたら、しなかった可能性が高い。
私は反抗的な人間なのだ。

そう考えると、
学校に行けというのも無駄だし、
勉強しろなどいうつもりもない。

最近は、むしろ学校の勉強など意味がない。
やめてしまえと言っている。

やめろと言われるとやりたくなる

不思議なもので、私が勉強をしなくてもいいと言うと
勉強をやってみたくなるらしい。

これが高卒の父親から言われると
「まあそうだろう、酸っぱい葡萄だ。お前は勉強ができなかったから、勉強不要論を唱えて自己弁護してるんだろ?」
と考えるだろう。

私もそういう子供だった。

しかし、

私の学歴はムスコも知っているので、
それなりに調べたのだろう。
私立文系では最高位に位置する偏差値である。
そして、いい給料をもらい、不動産も買っているが「勉強するな」
というと、逆に、勉強をしたくなるらしい。
「勉強していい生活をしたクソ親父が勉強するなと言う」
これは怪しい。

思春期の息子を逆にコントロールして勉強をさせようとしているのではないか?
という疑問を持つかもしれない。
その確認的な動きも見せたが、
残念なお知らせだ。

私は本当に学校の勉強が息子たちに必要だとは思っていない。
自分たちの適性を見極めてそれに合った仕事をして稼げばいいと思っている。

こうなると逆に勉強した方がいいなと思い始めたらしい。
最近は比較的マジメに勉強しているようだ。

しなくても構わんのだが。

理想は千葉大学だ

最高の息子の進路は地元の公立から、
地元の国立大学に行くことだ。
東大やら早慶やらは、不要だ。

結婚相手のようなもので、
最重要は「若さと心身の健康」であり、学歴やら容姿端麗はおまけのようなものである。

そして理想の就職先は
「ゼネコン」「建築」「税務署」このあたりだ。
3人の息子どもがこの進路に進んでくれて将来、
私と妻の法人2社を経営してくれたらありがたい。

せっかく育てたムスコの労働力を巨大資本や国家に献上するのは実にもったいない。
どうせ規模は拡大していく一方なのだから、
あと20年もしたら、誰か経営をしてくれないともったいない。
せっかく一族が飛躍する基盤を私の代で築いたのだ。

まあ、そんなことを考えても、
私の兄弟と同じように、誰一人親元にはいない。
そうなる可能性もある。

その可能性も踏まえて、
私としては3人の息子の孫の育児を引き受けようと思っている。
育児に参加してをしていい爺になって、
優秀そうな孫に承継させるという作戦も選択肢に入れている。

そうなれば必要なことは「長生き」である。
息子たちが結婚するのはあと20年かかる。
そこからさらにその子供が一人前になるには30年かかるかもしれん。

あと50年経ったら私も95歳である。
かなり厳しい。
しかしながら、子供の才覚は大体15歳までには見えるようになる。
その時にどこからどう見ても承継したくなるような法人に育てたい。

人生の時間軸を長く取る

そう考えると、
勤め人などで消耗して寿命を短縮するのはとてもバカバカしいことだ。

健康や家族関係の良化、さらに資産規模の拡大と質の強化。
ここを目標にするのである。

他人の会社の継続のために
自分の人生を消耗させるのはばかばかしいことだ。

をはり

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