早いもので
勤め人大家を初めて13年。
勤め人としての稼ぎが多いので節税のために始めた法人も、
はや、5期目の決算を迎える。
前期税務調査(個人)があり、
セコイ節税はもうやめる!
と、決め、法人もしっかり利益を出していく方針に切り替えた。
4期目は当期純利益180万円、資産7,200万円、純資産1,450万円だった。
今期(5期目)は当期純利益300万円で、純資産は1,800万円程度で着地の見込み。
将来5億円程度の純資産を形成すると豪語している私だが、
全くもってそこまで行けそうにはない業績だ。
当面勤め人を続ける予定でもあるし、
生活する上では給料だけで十分食べていけるし、
子供の教育費も捻出できている。
法人の方はあくまでも節税のために私の稼ぎの一部(不動産事業)をスピンオフしたようなイメージだと思っている。
5年で純資産1,800万円、30年でも1億円
純資産だけ見れば1,800万円しかないのだが、
実はまだ個人に名義が残っているアセットがある。
一部の不動産の底地や株式1,000万円程度。
貸付金2,000万円などなど。
法人個人連結して評価すると、純資産は1億円程度あると思う。
今後教育費はかかるものの、
慎ましく生きていけば5億円程度の純資産を残して死ぬであろうとは思う。
残念だが、息子達に関しては私の資産で悠々自適に生きるということは望むべくもない。
私も死ぬまでは自分のアセットを回して生きていかねばならないから、
息子達に遊んで暮らせることまでは保障できないのである。
このペースで資産家になるには3代かかる
大企業の創業家にでも生まれないと、
完璧な資産家階級として生涯を送ることはできない。
一代にして優良企業を打ち立てることができれば、
2代目から悠々自適にもなれよう。
しかし、勤め人大家程度では3世代かかると思う。
私が5億円程度の純資産のある事業を残して死ぬ。
死ぬ頃には息子も40~50代である。
人生の半分以上は自分の稼ぎで生きねばならない。
私が死んで、資産家の端くれ程度には成り上がるだろうが、
その息子が順調に資産を増やしたとして、
やっと私の孫の代になって恩恵を受ける
(ここでは労働力を売らずに資産収益のみで生きられる状態)
ことになると思われる。
その意味でやはり勤め人+アルファは遅いと言わざるを得ない。
一番早いのは自分の商売をしっかり持つことである。
どう考えてもビジネスオーナーが一番早い。
しかし、残念ながら才気あふれる人間ばかりではなく、
むしろ偉大なる凡人が圧倒的多数だ。
私自身独立すらできないままこうして勤め人をしつつ、
大家業を営んで小金持ちぶって偉そうにしている。
私の子らも恐らくは才気ある起業家にはならないであろう。
私と似たような学歴で似たような年収の会社に勤めるかもしれない。
いや、おそらくそうなるだろう。
だが、偉大なる凡人であることを嘆く必要は、ない。
凡人でも凡人なりにソコソコのカネを手に入れ、
女修行に邁進して、イカシタ人生を送ることはできるのだ。
是非、凡人であっても凡人として人生をエンジョイし、
死ぬまで楽しみたいと思う。
をはり