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株式投資では勤め人を若くして卒業することはできない

証拠を見せよう

俺だ。
そして洗面台に行ってみると良い。
そう、そこのあなた。
年齢は知らんが、勤め人をやっていないか?
そして株を売買していないだろうか?

平均的勤め人ならば1度は株を買ったことがあるだろう。
投資信託も同じことだ。
さて、あなたの職業はなんだろうか?
そう、勤め人である。
サラリーマンである。

これ以上の証拠はあるまい。
自分が証明なのである。

なんだお前も大家で卒業できていないではないか?
と、言われれば返す言葉もない。
すまん毛ボーボーだ。
としか言えないのだが、それでも大家業での家賃収入は2,000万円に手がかかっている。
(正確には大家業+アルファの収益であるが、まあいい)

手残りも1,000万円を超えていて、38歳あたりで600万円程度の手残りはあったわけで、
その時卒業してできないことはなかった。

さて600万円の手残りを出すための株式投資とはどの程度の規模が必要だろうか?
配当利回り4%として見ると、1億5,000万円の投資元本が必要である。
さて、この投資元本。
いかにして貯蓄するのであろうか?
この1億5000万円。

給与が500万円であった場合、30年かかるぜ。
飲まず食わず、家賃も払わず、人は生きられるのか?

そう、生活費を払った手残りから1億5,000万円。
税引き後の真水で用意しなければいけないのだ。
どう考えても無理である。

給与とは労働力再生産(生きるために最低限度の金額)に必要な金額が支給されるに過ぎない。労働者を労働者として、使い物にならなくなるまで辞められない程度に設定されている。

実際、私の同僚にはバリバリ働くヤツもいるし、
私より若いだけで、成果は私以上に出すヤツもいるが、
その支給額は非常に狭い範囲に集中している。
1000~2000万の間だ。

それが労働力再生産に必要なコストって話である。

株式投資では勤め人を卒業できないと言わざるを得ない。

ごく少数の例外もいる。

プロ野球選手の中にはメジャーリーグで通用するプレイヤーが数%いる。
株式投資家の中には、専業でさっさと勤め人を卒業するヤツがいるのは確かである。
さて、おそらくあなたは大卒だと思うが、東大を出ているだろうか?
恐らく出ているのは1%程度ではなかろうか。

株式投資で若くして勤め人を卒業しようとするのは、
それに似ている。
恐ろしく確率が低いのである。

若くして勤め人卒業を果たした大家は数多く列挙することができる。
しかし、株式投資ではどうか?
何名の投資家の名前を上げられるだろうか?

さらに恐ろしいことにだな。
聞きたくないかもしれないが聞け。

プレイヤー(株式投資家)の数は、大家をやっている数よりずっと多いんだ。

株式投資で卒業を早めるためにはな、
キャピタルゲインを取る。
これしかないが、これは非常に難しいんだ。
不動産でもキャピタルゲインを取るのは難しいことこの上ない。
市況にも左右される。

1970年代に投資を始めて、
1990年まで投資してきた人は、
全財産を失って現役世代を終える。

今、たまたま上昇期にあって成功者が多く見えるが、
市況がちょっと違ったら、歯車は逆回転するのである。
不動産も同じだが、家賃を前提に組み立てられた不動産投資であれば、
市況にはそれほど左右されない。

ここが大きく異なる。

毎度毎度言っている話であるが、
大家業に銀行は融資するが、
株式投資には銀行は融資しない。

レバレッジを掛けないとスピードは速くならない。
ビジネスでは「労働力のレバレッジ」「ITのレバレッジ」「ファイナンスのレバレッジ」と、
様々な加速装置を活用できる。
しかし株では無理だ。
パチンコや競馬、宝くじよりは多少マシで、市況とうまくハマれば、
定年後に豊かに引退できる。
その程度の成果しか平均的には上げられないのである。

大家業は起業である

土地ころがし、マンション転がしではなく、
家賃収入を売上のベースとして組み立てた場合。
これは大家業という立派な事業である。

貸家業ともいう。
つまり起業なのである。
だから銀行も政府系金融機関も融資をするのである。

売上、粗利、販管費を払って営業利益、経常利益、税金を納めて、当期純利益。
この流れが全部、ある。
株式投資は上記のようなビジネスの一部を所有するだけなのだ。
銀行の株を買っても私は銀行家にはなれない。

銀行家を名乗るには投資した銀行の発行済み株式総数の50%以上が必要なのだ。

そして大家業は株式投資でもある。
なぜか?
法人化すると分かりやすいが、
法人化した場合、株主は誰か?
俺だ。

このように、確定申告書で国家に提出している通り、
私はこのSAT法人の100%オーナーだ。
上場して1株100万円の株価が付いたらどうか?
4億円の売却益が入るのだ。

仮に法人化していなくても、
純資産と言う概念は個人でも想起可能だ。

法人は不動産事業を切り出しただけ。

どうだろうか?
上場株式なんてものではない。

中小企業経営者であり、その延長線上には、東京証券取引所もあるのである。
立派な起業だ。

全然勤め人卒業できない億りビト=株式投資

こうなる可能性が高い。

まあ40代まで株式投資と勤め人で走ってきて成功してしまうと、
もう後戻りできない。
私も今更、アフィリエイトだの、NOTEで記事を書いて売るだの、
飲食店経営に乗り出すなど、できん。

50の手習いではないが、ある程度トシ食っちまった同志たちに関しては、
「今のままでいい」
と、言う、しかしだな。

20代、30代、さらに息子世代の10代の連中は、
(上場)株式投資なんてやるな!
低賃金から捻出した少ないタネ銭で勝負したところで、どうにもならんのだ。

まずは勤め先をホワイト企業から選択し、
仕事を覚えて、30%の力で最低限の業務を回すスキルを磨く。
その上で70%の力を残して、ビジネスを始めるのだ。

都市部に居たらパーティービジネスでもいいし、
田舎にいたら農家でもいい。
私のように何も思いつかなくて、体が強ければもう1社夜の勤め人をやってもいい。
そうやって稼いで、不動産にどんどんカネをブチ込んでいくんだ。
そうしたら、私のような25歳から社会人になって、27歳までに3回転職しても、
15年もやっていたら、給与を家賃が上回る。

全部外注でも手残りは勤め人の稼ぎを上回ってくるんだ。
これをDIYで利益率を上げていけばもっと早くなる。

そっちを選択して欲しい。

若きウダツの上がらない勤め人の諸君。
君たちは昔の俺だ。
そして息子達。
キミたちの挑戦を、俺は応援する。

つづく

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