円安は日銀のせいじゃねえよバカヤロウ
円安なのは金利のせいだという経済紙が多い。
アホである。
日銀の使命は物価の安定と、金融システムの安定だ。
A社の取引代金がB社に送金される。
B社への融資が円滑に進む。
これが仕事だ。
日々、日本銀行券を使って、経済活動が日本国内で円滑に進むインフラを担っている。
銀行の銀行たるゆえんで、法律にもそう書いてある。
日本銀行法第1条第2条を読むとよい。
外国為替は財務省の仕事だ。
そのために為替介入をしたり、米国債を買ったりしているのである。
日米の金利差で為替が変動するのであれば、
トルコリラは年10％を超えているが、
インフレに苦しんでいるぞ。
バカなことを言ってはいけない。
そもそも公務員ってヤツは法律によって権限が厳格に定められている。
公務員が権限外のことをしたら大変なことになる。
警察は逮捕する権利はあるけど、起訴するのは検察の仕事だ。
あれもやれこれもやれというのは大間違いだ。
あくまでも公務員は法律の範囲で仕事をしないといけないのだ。
日銀は物価の安定と金融システムの安定。
これだけやっていればいいし、日銀は十分にやっている。
やってねえのは財務省であろう。
借金取りなのに経営コンサルもさせられる
私は民間企業人なのだが、
似たような状況にある。
前職では借金取りをしていたのだが、
正常債権の管理と延滞督促もしていたし、スペシャルシチュエーションの回収もしていた。
そこまでならいいけど、
親会社の銀行に引き抜かれてファイナンスをやらされた。
融資と回収は表裏一体なのだが、
全然違う。
そもそも、
融資はどこから借りてもいいわけなのだが、
回収は「この債務者」から回収しなければいけない。
営業という要素が加わるので、非常に難しい。
A銀行から借りようが、B銀行から借りようが、
金利はたいして変わらない。
お前のところからは借りない。
と、いわれたらもうオシマイなのだ。
お前には返さない。
と、言われたら、
「いい度胸してんじゃねえか」
と、言える回収は非常に楽である。
「だったらやってやんよ？あ？」
と、競売したり差押するのが回収だ。
そもそもそんな状況（回収）になるような相手に貸すなって話だが、
営業（融資）も苦しいから、ヤバイ相手もたまに貸してしまうのだ。
話がズレてきたが、
私も今は、回収だけではなく、
経営コンサルみたいな仕事もしているし、
ファンドマネジャーまでやっている。
なんとなく本来採用された目的以外のことまでやらされているのだが、
その状況が日本銀行に似ていて、
「俺の仕事じゃねえよ！」
と、言いたいのに言わずに頑張っている姿に同情してしまう。
話は変わるが
私は今の景気はバブルなのではないかと思っていたが、
案外そうはならないのかもしれん。
バブル崩壊ってやつは、
人為的に引き起こされた災害であって、
リーマンショックでアメリカが行った対応、
中国の金融政策を見ると、
通貨を大量に供給することで回避可能なことが証明されてしまった。
日本はあえて通貨供給を絞っているので、
供給力がどんどん落ちてGDPは4位に転落した。
伸びている中国に抜かれたのではない。
日本より人口が少ないドイツに抜かれたのである。
この要因は明らかだ。
公共事業、介護、育児、出産など、支出するべき需要があるのに、
「財政危機」などと、ありもしない危機を喧伝して
通貨（政府の債務）を供給していない財務省の責任である。
日銀は通貨を作るが、
通貨を作って、国債を買い取っても、ETFを買い取っても、
GDPは増えないのだ。
誰かの支出が誰かの売上になるのだから、
政府は率先して支出をしなければならんのだ。
世界中でやっていることを日本だけがやっていないから、
日本の商品、サービスは安いままだ。
供給能力が細っているから、為替も弱くなる。
弱くなった為替相場のおかげで、観光客が日本に来て
エンジョイしているのである。
日本人は旅行に行けない。
外国人様をおもてなしするという体たらく。
売春も海外でやった方が良いとか、
まさに衰退国の有様である。
どうやらこの流れは私が生きている限り終わらない。
バブル崩壊はない。
通貨は供給され続けるし、日本は買われ続ける。
というわけで、積極的な債務拡大、
資産購入をするべきだという結論に至った。
私も金利は気にせず、割安なものはどんどん買っていく方針に切り替える。
待っても下がらんのだ。
おそらく世界はそういう段階にある。
通貨は無限に供給されるが、
モノ、サービスは有限である。
価値が下がらない普遍的なモノを買うのがいい。
それは土地、貴金属、優良なサービスを提供する企業の株式だ。
安定的なキャッシュフローを生み出すのは土地と株である。
生産力の基本は土地だ。
黙って土地を買う。
をはり