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日銀のマイナス金利解除は時期尚早な理由

ダイエットで考えてみよう

植田さんは賃金が上がってるからマイナス金利解除と言う。
日銀のインフレ目標は2%だというし、
実際2%程度になったので解除したのだと言う。

これはおかしい。

ダイエットでいうと、
75㎏の人が65㎏を目指してダイエットを始めたとしようか。
筋トレ1日1時間、ジョギング1日1時間を続けていたら
1か月で2㎏体重が減った。

おそらくこれを5か月継続すれば目標は達成できるだろう。
さて、ここで筋トレとジョギングを辞めていいのか?

ダメに決まってるだろう。
2時間の筋トレ、ジョギングを続けてきて
やっと、2㎏減ったのだ。
あと5か月続けてみて、さらに63㎏、62㎏と減ってしまって、
「やせ過ぎだ」
となって、そこで過度な運動を減らす。ならば分かる。

さんざん金融緩和を行ってなんとか2%になったのだ。
緩和によって2%のインフレ率になったのであれば
まずは政策を維持することに集中するべきだと、
私は思うのである。

インフレ率2%という「状態」を続けたいのであれば、
金利は「維持」である。
維持したまま、様子を見て、3%→4%と上がっていきそうなら
引き締め。
と言うのが普通の考えではなかろうか?

体重減少率が月2㎏になったのであれば、
今のまま、筋トレ、ジョギングを続ける。
目標体重の65㎏になってから、さらに減るようなら、
運動を半分にするのである。

利上げありきの出来レースだ



しかし、植田日銀のやり方を見ると、
まずもってマイナス金利解除の政策があって、
大企業はそれを補強するために一斉にベアに応じているように見える。

結論ありきの出来レースだ。

実際私が勤め先で見ている企業は給料年間200万円台というのがザラにある。
確かに大企業はUPするだろうが、
雇用の半分は中小企業が担っている。
もっと実質賃金がプラスに転じるという数字を見てからでも遅くなかったと思うのだがしかし。

さらに日経新聞が利上げを先行して報じたのも大いに発展途上国らしい。
インサイダー情報な気がするのだが。

をはり

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