当然の帰結
なぜコロナ禍の元で株や不動産が値上がりしているのか?
この程度の問題には、投資家たるもの答えの1つを持っていなければならない。
バブルだとか、海外マネーとか。
色々な説があるが、いずれも浅い。
私は単純にコロナ対策マネーが市場にたくさん供給されているから。
という事実に尽きると思っている。
持続化給付金200万円は、
法人を持っている事業者であれば殆んど貰える。
私も私の妻の法人も貰った。
対前年同月比で50%以上売り上げが落ちることなど、
結構あるものだ。
前年売り上げが高かった月を探してそこに合わせて売り上げを落とせばいいだけ。
さらに国民一人あたり10万円。
1億2,000万人×10万円=12兆円。
このマネーが市場に供給されたのである。
さらに事業者へは信用保証協会や日本政策金融公庫を通じて、
それ以上の融資がじゃぶじゃぶと投入されたのである。
実際コロナで苦しんでいる企業ばかりだと思われるが、
さにあらず。
業績堅調な企業にも緩和マネーが流れ込んでいる。
(当然勤め人にはない)
このマネーが行き場を失って、
株式や不動産に流入しているのである。
日銀のETF買い入れも当然株価を下支えしていることも忘れてはならない。
政策の失敗
これは政策のミスである。
本当に貧困化している層にカネが回っていない。
彼らにしっかりおカネを渡して、
消費してもらわないと意味がない。
残念だが、不動産を買っても、株を買ってもGDPには貢献しないのである。
「消費」してくれる層に十分な支給をすべきであろうが、
それも難しい。
カネばらまくとなると
当然「利に聡い」カネに対するリテラシーが高い人がそれを上手く回収しているのだ。
カネに対するリテラシーが低い人はその情報にさえ接することはできない。
そもそも難しい政策の舵とりなのだが、
私達個人が政策を云々しても時間の無駄。
これらの緩和マネーを拾うことに専念した方がよい。
JT減配
マーケットが好調だろうが何だろうが、
私の保有銘柄が儲かっていないと意味がない。
私の保有銘柄のうち50%を占める、
JT(2914)で減配の報道がなされた。
1株あたり154円から130円に減配である。
それを受けて株価も急落。
含み損生活に逆戻りだ。
つくづく私は株式投資には向いていない。
配当だけで生活するためには相当額の投資元本が必要だ。
株式投資はそれなりにしておいて、
不動産を主砲としてやっていくのが良い。
頑張ろう。
をはり