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政治家4代目という家系から学ぶ資産の継承

小泉進次郎自民党総裁候補が熱い

今は政治の秋。
自民党総裁選が盛り上がっている。

さて、政治にはあまり興味がないのだが、
政治家には2世3世4世と続いていく傾向がある。

小泉進次郎先生も、父は言わずと知れた内閣総理大臣。
祖父の小泉(旧姓鮫島)純也氏、
祖父も政治家の小泉又二郎氏、
いずれも衆院議員だ。

政治家の系譜である。
この政治家というものを「商売」と見た場合はどうだろう。
何世代にもわたって「商売」を引き継いでいるのだから、
将来何世代にもわたって資産家にならんとする私、SAT家にも
大いに参考になるのではなかろうか?
と、思った次第である。

別に姓を残したいわけでもない。
仮に娘しか生まれない世代が居たら、
それもそれで構わない。
婿養子になってくれれば嬉しいが、
相手の籍に入って残ってくれてもいい。

遺伝子には戸籍という概念は、ない。
全くどうでもいい、残り、増殖してくれればいい。
優秀である必要もない。
優秀な遺伝子が残るのではない。
より増殖した遺伝子が優秀なのである。

その意味で、小泉純一郎総理の父親がスゴイ。
鹿児島の田舎から上京して、苦学して、政治家の娘に気に入られて、
婿入りしたのであるから、逆玉の輿であろう。
その意味では、小泉家という華麗なる一族は、
小泉又二郎氏と小泉(鮫島)純也氏の2代まとめて初代と言って、
差し支えないと思う。

両者ともに初代と言ってもいい成り上がりっぷりである。

2代目が小泉純一郎元総理
3代目が小泉進次郎氏という整理が分かりやすい。

特に小泉純一郎氏の経歴を見れば明らかだ。
産まれながらの政治家の息子というキャリアである。

東大を目指して二浪して慶応に入学。
進学が厳しくロンドンに留学したとか、
女性問題があったという記事もあるが定かではないが、
いずれにしても、初代が苦学しているにも関わらず、
浪人したり留学したりと、フラフラしている印象がぬぐえない。

さらに留学中に父が急死したため、
帰国して立候補、落選という経歴を見る限り、
小泉総理は明らかに2代目、3代目らしい人生を送っている。

私の親父などは行きたくても大学などには行けなかったのである。
それより上の世代の純一郎氏のこのフラフラっぷり。
これは間違いない。

ボンボンである。

小泉元総理も進次郎氏もボンボンである。

小泉元総理(3代目)、進次郎氏(4代目)がボンボンであるのは間違いない。

私や他の無資産階級から這い上がる途上にいる皆さんとは
人種が違うのである。
私達が参考にするべきは、
「小泉又次郎氏」「小泉純也氏」この2名だろう。

特に小泉純也氏の幼少期は過酷だ。
9人兄弟のうち3人が幼くして死んでいる。
昔はそういう時代だったと言えばそれまでだが、
鹿児島の中でも貧困地域だったようだ。

夜間高校に通い、働きながら卒業し、
朝鮮銀行でお茶くみ、工場勤務、書生を経て、
日大の夜学に通って政党の職員になっている。

これだ。
これなのだ。

初代の苦労を味わっている。

小泉又次郎氏(義理の父)も横須賀の港湾労働者を束ねる総帥だ。
激動の明治を切り開いた事業家である。

血のつながりはないモノの、
又次郎氏のDNAが娘につながり、
そのDNAと純也氏の子供が小泉純一郎元総理である。

純一郎元総理も、金持ちとなった両親、祖父の元に産まれたから
ボンボンとして生きたのだろうが、
厳しい環境で産まれていたら、頑張って「初代」になったと思う。
中二病か何か分からないが、20代までは暗黒時代だったのだろう。
二浪、留年、逃げるように留学、なんとか卒業という
どうしようもない3代目である。

しかし、父親(純也氏)の死去と、
後継選挙で敗北したことで、純一郎氏が覚醒したような気がする。
そこから総理まで登り詰めたのだから、
やはり、又次郎氏と純也氏のDNAは脈々と受け継がれたのだろう。

まあ総理総裁になるようなプランは現実的ではない。
問題は又次郎氏、純也氏がどんな教育を純一郎氏にしていたのか?
更に純一郎氏が、進次郎氏にどのような教育をしていたのかが気になるところだ。

政治団体は相続税がねぇ!

現行の政治資金規正法では、政治資金が非課税で、代表者が後退しても、
相続税も贈与税もかからない。

不動産で承継するとデッカイ相続税が課せられるのと比較して異常だ。
そして閣僚の資産公開をすると、全然カネがない。
誰もかれもみな借金がない。

変な話だ。

恐らく政治団体にプールしてあるのだ。

これはズルい。
どこかのタイミングで法改正があり得る。
その時に破綻してしまう。

やはり政治団体をベースにして、一族の財産を承継していくのは
あまり得策とは言えないようだ。

その観点で言うと、政治家はあまり稼業として選ぶのは適切ではないかもしれん。
個人情報がダダ洩れだから調べやすいのでつい調べてしまったが、
政治家の事業承継は特殊事例だと言わざるを得ない。
特に小泉家のようなサラブレッド家系なら安定した地盤があるが、
地方議員の泡沫では、安定した事業とは言えない。

政治家の資産承継は容易だ。
政治団体を持っているのだから。
調べた結果、参考にならんかった!

次は事業会社の同族経営をベースにしたい。

つづく

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