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人間の悩みは全て人間関係の悩み

と、アドラー心理学では言うらしいです。
身体の障害や、老化であっても、
健常者や若者との比較があればこそ、
不自由な自分自身を嘆くことができる。
そんな趣旨だと思います。

さて、経済的な問題も全く同じであって、
経済的に豊かな他者と比較するからこそ、
劣等感を感じることもあるのでしょう。

事実、私も大学を卒業して、
司法試験を諦めた時に、
同級生たちと自分の境遇の差を比較して大いに嘆いたものです。

今となっては、彼らよりも資産も収入も上回りましたが、
今度はより自由な投資家、
さらにより資産規模、収益規模の大きな投資家と自身を比較して
自分の少なさを嘆いている。
そんな無間地獄に陥りかけていた気がします。

より多くの金、いい女、強い権力を志向する

金と女の充足こそが、
男の人生の幸福であると喝破したのが、
あの聖帝サウザー師匠である。

しかしながら、
充足していることと、際限なく上を求め続けることはまた異なる。
足るを知ることがなければ、
あくなき欲望の奴隷となり、最後は競争に負け、
没落の憂き目に遭うことは自明である。

頂点は1つしかないため、100名が頂点を目指してしまえば、
必然的に99人は頂点から転げ落ちてしまう。

そこで、3合目で「よし」として、
3合目で満足を得ることも、
7合目までで満足することも私は推奨したい。
その意味では9合目までいかないと満足できない人間は、
2合目で満足できる人間よりも幸福になれる可能性が高い。

私は勤め人卒業というさらなる上を目指してはいるものの、
急ぐことを辞めた。
子供3人が自立したら、自動的に経済的自由は完成する。
焦って急いで達成してもやりたいことはない。

講演に全国を飛び回ったり、
インフルエンサーになってみたり、
書籍を出版したり、
YOUTUBERになってみたり、
世界をマイルで旅をしてみたり‥‥。

正直どれもうらやましくないし、
やりたいとも思えないのである。

であれば、私の勤め人としての仕事は
「投資」であり、「人助け」、経済の安定性を担う仕事。
そんな社会的意義もあることなので、
仕事を続けたいと思う。

そんなわけで、
① 足るを知り。
② 自分が一番落ち着ける環境で人生を楽しむ。

これが一番だと思ったという話。

つづく

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