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ホワイト企業でも勤め人は辛い(副業のすすめ)

退職者との会合

私の勤め先はホワイト企業である。
社長の人格でもってるような会社だ。

しかしだな

そんな働きやすい企業でも
退職者は多い
私も10年以上勤務しているが
退職者の方が残存社員よりも多いのである

人の骨は半年に全部作り変えられるらしいが、
勤め先も「そうとっかえ」できるほど、退職者が相次いでいる

勘違いしている人も多いのだが
残った社員が有能なわけではない
単に「適応できた」だけだ

退職者にも有能な人物は多いし、
むしろ私よりも有能であった。

まあ先週会合をした退職者はけして「有能」と断言できるほどの
才覚を持ち合わせていたわけではないし、
そもそも、一流の人材が入社してくるような立派な会社でもない

東大卒の社員も当然いない

そんな勤め先を退職した人と会ってきたのだが、
やはり退職者は勤め先の問題点をハッキリ理解している。

死んだ者、去った者は何も語ることができない。
生存しているものだけが口を開くのだから、
当然、社員の声というのは「退職していない社員」である。
私も退職していない社員であるから、
本当に「辞めたい」と思うような人、
そして実際に「辞める」までに至った人の気持ちは、
理解しにくい。

それを知った会合だったと思う。

詳細は書いても仕方がないので書かないが、
1つは退職者側の問題
もう1つは勤め先の問題
である。

能力、空気を読む力、空気になる力、無害であること。
退職者側にはこれらが足りなかった。
入社直後は周囲の社員の働き方を見て、それより少しだけ多くの成果を出すようにするべきだった。
多くの成果を出すのもよくないし、
多くの成果を出そうとしてミスをするのはなお、よろしくない。

私も転職直後にいきなり満塁ホームランを打つタイプだったのでよくわかる。
一方で危険球もよく投げた。
ホームランは回収不能先から数千万回収したりすること。
危険球は、社内広報に漫画を描いてくれと言われて、
上司のパロディ漫画を描いたら、
広報部と上司が実は仲が悪くて、上司に死ぬほど怒られたことなどがある。

若気の至りである。

勤め先の問題は言うまでもない。
社長はオーナーだから権限がある。
しかし、下位の人材に決裁権限を与えている。
組織なのだから、権限を付与された部長がいるのは当たり前だが、
この部長同士のコミュニケーションが悪い。

結局、一般社員が部長同士の板挟みになる。
営業部と審査部みたいなものだ。
営業部は推進したいから、通せ!通せ!とやる。
審査部はヤバイ案件は通したくない。

営業部長は担当者を詰める。
担当者は何とか通そうとする。
審査部長は通さない。

間に挟まった一般社員はきつくて辞めてしまう。
営業部長と審査部長が話し合って方向性を出せばそれで済む話なのだが、
それはしないで、間に挟んだ一般兵士が精神をヤられてミスをする。

すると2人の部長は
「あいつは無能だ」
となる。
社長は「なるほど、無能なのか」と、思って
その社員を追放する。

まあ、どこの企業でも起こっていることだと思う。
30人もいない勤め先でこのザマである。

私もちなみに一般兵卒であり、
無能のレッテルを貼られているが、なんとか生き残っている。
それは何故かを次で考える。

無能はただ死ぬ、有能は出世しつつ死ぬ

私は無能ではない。


一人だけ無能な社員が入社してきたことがある。
無能社員は私の下についたのだが、
私の仕事がなっていないと、私に指導を始めたのである。

私は困ってしまって、
当時の上司に「彼は私の指導をしてくれるので、私が指導することはありません」
と、報告した。
当時の上司は無能君に指導を行ったが、
無能君は他の部署の部長に泣きついた。
他の部署でそれなりに使おうと思ったが、
やっぱり無能なので、
「精神疾患」で休職してしまった。

まあ無能なのだが、
彼は凄かった。

休職しつつ、転職活動を積極的に行った。
そして、勤め先では最先端でバリバリやってきた。
という触れ込みで、業界では指折りのホワイト高給企業に転職してしまった。

まあ、その後の彼は知らないが、
戦略的にこれをやっていたとしたら天才だ。

無能な人はただ去るしかない。
有能な人は出世しなければ上司に潰されるか、上司に挟まれて削られる。
無能上司も当然存在するし、
上司という仕事は「有能」でなければ、部下が辞める役職である。
自分が出世しなければ無能上司がいる限り、死ぬしかない。
有能には出世するしか選択肢がないのである。

しかし、大企業だろうと、中小企業だろうと、
勤め人は支配株主にはなれぬ。
いずれはトップの真下に置かれ、トップとその下に挟まれて、やはり死ぬのである。

しからばどうしたら勤め人人生を全うできるのだろうか?

副業とブログが全てのソリューションだ

さて、私はなぜ毎日毎日この意味のないブログを続けているのだろうか?
そしてなぜ十分な勤め人年収があるにも関わらず、大家業をやっているのだろうか?

これが解決策である。

仮に私が勤め人に全力投球するとどうなるだろうか?
私はおそらく、いや確実に今の3倍の数字を出すだろう。
そして部長くらいにはなると思う。

しかし、その過程において、敵を作ってしまう。
意図して作ることもあるだろうし、
意図せずして作ってしまうこともあるだろう。

成果を出して、注力してしまうと、成果と共に軋轢が生まれるのである。
特に多動症で有能なタイプにありがちである。

根が有能なだけに、たくさんのことに目が向いてしまう。
それが気になってしまう。
気になってしまうと解決しなければ!と、思い、対策を打つ。
対策を打つと、反発がある。
周囲は全員が有能ではないし、有能が問題だと思っていても、
無能からしてみれば「快適」だったりする。
無能でも「快適」を取り上げようとしたら抵抗する。

その抵抗によって死ぬ天才も数多く見てきた。

私が勤め人に集中するとこの状態が発生する。
私がもし「家族」に集中して、3人の息子を全員東大に入れようなどと思ったら、
軋轢が生じて、3人のうち1人は必ず精神を病むだろう。

有能が有能性を発揮してしまうと、
周囲の無能には大いに迷惑である。
中途半端な有能、つまり私のような人間が一番始末に悪いのである。

始末の悪い人間はどうすべきかと言うと

1つ、現実的な出世の1つ手前で止まるべきこと

部長まで行ける人間であれば「課長」で止まることだ。
部長まで行ける人間だと評価されたということは、
「課長」としては100%だということである。
そこで止まっておけば、100%のまま終われる。
部長になって60%となり、足りない40%を指摘されて苦しい思いをしてはいけない。

1つ、大家業をする

有能な人間がわざわざ課長で止まるのだから、
自分より無能な人間が部長に座ることになる。
給与も無能の方が高い。
これはストレスである。
このストレスを解消するために、副業を回すことだ。
副業で500万円も稼げば、部長よりは年収が高くなるだろう。

有能な人間が無能の下についてしまうと、
つい、無能の無能っぷりを公衆の面前で指摘したくなってしまうものだし、
社長にご注進してしまうものだ。

そんな愚を犯さないようにするためにも、副業が必須だ。
そしてその副業は人生折り返し(勤め人卒業)の際、
自分を雇用してくれる切り札にもなるのである。

1つ、ブログなどで発信する

私もブログを書いて落ち着いている。
書いてしまうと、なんとなく「もう十分言ってやったぜ!メーン」
という感覚になるから不思議である。

本人にああいってやる!こう言ってやる!という
イライラが解消される。
そのためにもブログでも日記でもいいので書くと良い。

案外人間の悩みなんてものは似たり寄ったりで、
50億人の人の悩みは大体似たようなもの。
ブログを書いて他の人の助けにもなれば、
共感を得ることにもなる。
発信はストレス解消なのだ。

まとめ

勤め人は厳しい。
ブラックだろうが、ホワイトだろうがキツイ。

どうせやるならホワイト企業だ。

ホワイト企業でも厳しい。
上司と上司の板挟みサンドイッチである。

楽するために上司になったのだから、
一般社員にストレスをかけて当たり前くらいに思っているのだ。

そのためには、あえて出世の限界は目指さずに、
1段下にいることが肝要である。
1段下にいると、上に無能な上司が付くが、
そのストレスも並ではない。

そのソリューションは副業である。
副業だけでは消化しきれない私のような人は
ブログ(情報発信)をしよう。

加齢によって我慢が効かなくなり
ストレスも限界を迎えることになるだろうから、
その時は仕方がない。
自分が育てた副業を本業にして、
自分を採用してもらおう。

そうやって、仕事、家族、趣味をバランスよく回して楽しもうぜってことだ。

をはり

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