今ホワイトな企業で労働している幸せ
妻の相続により、我が家の売上（給与＆家賃）は5,000万円に届いた。
とはいえ私が勤め人を辞めてしまうと、
税引き後、キャッシュフローは月100万円程度である。
お私立中学受験という、「国家ぐるみの詐欺システム」を見破った
私達夫婦としては、今後、デカい支出はない。
病気くらいのもんだ。
日本の保険医療でカバーできない治療であれば
潔く死ぬ。
息子であっても、数千万、億単位の支出であれば悪いが死んでくれ。
と思っている。
おそらくそのカネを払っても生きられまい。
ただ、母親はそうもいくまいが…。
ともかく。
そういうコンマ数％の確率での不幸でもない限りは、
我が家の家計は盤石である。
独身である妻の二人の兄姉の心配はあるものの、
まあ50歳まで独身で生きてきたのであるから、
覚悟はキマっているだろう。
自分の遺伝子を残せなかったのだが、
ほぼ同様の遺伝情報を持つ妹が子供を作っているのだから、
よもや、妹の子供に負担をかけるような主張をすることもなかろう。
「死の覚悟」が問われる。
話がそれる。
ここで言いたいことは、
財務がある程度盤石となって、
勤め人が終わっても、特に困らない状態で、
勤め人もちゃんとできている今、
私は「我が世の春」を満喫している。ということだ。
残念なことに、私は英傑ではないらしく、
私には愛人まで面倒を見ると言うような芸当はできない。
愛人はいてもいいと思うが、
それはどうしても、カネと引き換えとなる。
それは非常に私が嫌だ。
では、カネと引き換えではない愛人関係とは何か？
となれば、子孫である。
2人の遺伝子が継承された子孫がいれば、
その関係は「お互いに利がある関係」となる。
そうならないと意味がない。
子供を作らないSEXなどオナニーと変わらない。
年齢よりは若く見られる私だが、齢40を超えて、
私と婚外子を作ってくれるような女性はおらん。
そうなれば愛人と妻の利害は正面衝突する。
それを調整するというハードモード人生は本当に面白そうだし、
やってみたいという気持ちはある。
そのイベントが発生するかどうかは神に任せる。
ただ、そのハードモードを自ら取りに行くような愚行はしない。
つまりだな、
そういうくだらないことを妄想して悩めるほど、
私は順調な勤め人大家をやれているということなのだ。
今のハッピーは未来の不幸と背中合わせにある
今、ホワイト企業で安心して働けている状況。
家族もいて、子供も健康に育っている。
おおいに結構なことである。
収入も安定していて、家もある。車もある。
有給休暇も取れる。
幸福をかみしめる日々だとする。
私は東北の貧農の遺伝子を持っているので、
どうしても「飢える」ということに恐怖を持っているのだと思う。
1日1500kcalを摂取するだけで、体重が維持できるし、
食欲が強い。
うまいモノを食べようというのではない。
コメと納豆でも構わんので、食べられる時に食べようとする遺伝子があると思う。
だから、どんなに今「豊作」であっても、
飢饉が来る。
という恐怖感を感じる。
「こんないいことばかりは続かない」という予感である。
そしてこの形質が今この時に残っている事実からも、
この予感は当たる。
良いことばかりはまさに「続かない」のである。
飢饉（不幸）は必ずやってくる。
どんな形かは分からないが、必ず、必ずだ。
その来るべき冬、飢饉、不幸に対して備えるとするならば、
幸福な今、手を打つことだ。
幸福な時に手は打ちにくいが、打つのだ
ホワイト勤め人をやっていたが、
転勤によって、急にブラックな労働環境になってしまった！
あり得る話だ。
その時に「やめたい」「鬱になる」
など、外部環境は容易に変わる。
その時に慌てて、転職するという安易な手段で解決しようとする。
甘い、ハチミツのような甘さだ。
ホワイト労働で我が世の春を満喫していた時に、
なぜ、不動産を買っておかなかったのか？
転職に備えて、よりホワイトな労働環境の業界はどこか？
その業界に移る際に歓迎される資格とは？
ブラック転勤リスクを認識しておき、
あの業界に移るためにはおそくとも30歳までには準備しなければ。
など。
出来ることはいくらでもあった。
（ただし、そもそもブラック労働に陥っている場合にはまず逃げるのも良い）
幸せな時ほど、備えねばならん。
私の場合には2010年の勤務先の倒産、
2012年の人事異動でファイナンス営業に回される。
など、異業種に行ってみたり、早まって独立などしていたら、
今頃どうなっていたかは分からない。
当時も貸家はソコソコあったから、
冷静な転職が出来たのである。
泥縄という言葉の示す通り。
今日、壁が壊されて、巨人が入って来たらどうするんだ！！！！
ってヤツだ。
備えよ！冬に！
幸福な日々に戦いに備える。
不幸と苦しみを平和な時にイメージするのは難しいことだ。
しかし、
備えねばならない。
私達の頭脳、身体は衰えるのだ。
そしていつか必ず、機能しなくなる。
その時、自分はどうやって生きるのか？
何が助けてくれるのか？
年金、息子、社会保障？
残念なお知らせだ。
それは全て他者に依存した考えだ。
自分しかないんだ。
自分しか。
自分の法人、ビジネスである。
ここから逃げたら、必ずツケを払う日が来る。
なぜなら、私達は1日、1時間、1秒ごとに、
死に向かって老化していくのだ。
人生は徐々にハードモードになる。
必ずだ。
暗い話ばかりなので、
1つ前向きな話を。
幸せは良い。
しかしだな、
幸せは「タイクツ」なのだよ。
幸せが「タイクツ」だから、
暇つぶしに不幸を想像して、対策を立てるゲームをやるのだよ。
これはいい暇つぶしになる。
そして、いずれやってくる不幸に対する備えにもなる。
一石二鳥と言うやつじゃよ。
をはり