サイトアイコン サラリーマンと不動産投資

「勤め人が専業不動産投資家より下」ということはない

職業に貴賤はない。

これは真実で、意外だと言われますけど私はそういう思想を持っています。
風俗系の仕事も大事な仕事だと思います。
逆に肉体労働系の仕事は仕事をしながらトレーニングできるので、一石二鳥じゃないかと思っていますし、DIYをするために大工修行のために転職サイトを開いたこともあります。

色々な職業で分業しあうことで社会全体が成立しているのであって、犯罪以外はどの仕事も必要でなんだと本当に信じています。

ですから、私はもちろん勤め人を卒業したいという気持ちはありますが、勤め人としての仕事にはかなりやりがいを感じています。
定年まで勤めあげてもいいなと思っています。
ワンルームマンションの押し売り的な、人を不幸にする仕事ではありませんし、世の中に少ない「人から感謝される仕事」 、そんな仕事ができて幸せであったりもします。

もちろん私の仕事の根本は借金取りの延長の部分もありますが、
借りた金を返さないでトンズラをかまそうとする人間から回収するのは社会正義の実現ですから、その意味では正義の執行者だなと自覚しているところでもあります。

不動産をやっていくと生まれる感情「欲」

勤め人 + 不動産投資 をしていると、当然、
「欲」が出てくる。

私が不動産投資を始めた時は、
私の教祖である「芦沢晃」師匠の教えに沿って、
勤め人を安定的に勤め上げるための都心区分投資なのだ!
という教義を忠実に守っていました。

しかし、区分が4つ5つと増えて、さらに戸建を増やし始めると
「あれ?家賃収入が給料を超えてきたな‥‥、ボーナスがないだけで、これ、もう給料じゃん」

という嬉しい発見が出てくるわけです。
40万・・・・もしかしてこれが経済的自由というやつか・・・・。
という湧きおこる「欲望」。
そして私は現金投資という当初の原則を忘れ、借入に走りました。

あくまでも不動産収入は「本業」のサラリーマンを補完するためのものだ。
という教義を忘れてしまったのです。
これが落とし穴でもあることは、不動産投資の荒野に見える失敗した不動産投資家の屍たちを見るまでもないほど、よく知れたことです。

借金とは欲望の具現化である

そもそも人間に欲望がなければ借金など存在することはできない。

貯蓄のプロセスを飛ばして家が欲しい。
車が欲しい、良い教育を受けたい。

地道に貯金をすれば手に入れられるのに、
早く欲しいという欲望に踊らされて借金をしているのです!!!!

キレイごとを言っても住宅ローンも借金です。
皆さんでさえも欲望の奴隷なのです!!!!

と、昔の勤務先の銀行OBの上司が言っていました。
「SAT君、サービサーなんていい業界に来たね。この業界は出来たばっかりだけど絶対になくならない業界だよ。だって人に欲望がある限り借金は存在し続けるのだから、なぁに、借りるだけの欲望じゃない。貸す方にも欲望があるんだよ。」
確かそんな話だったと思います。

このおじいさん、なかなか面白いこと言うなと思っていました。
西日本シティ銀行の支店長までやった人なので、さすが言う事が違いました。

沢山稼いでいようと、勤め人を定年まで勤めあげようと同じ人生

勤め人であろうと、専業投資家であろうと
どちらも社会に必要な存在として役割を果たしているのであって、
どちらが上ということはありません。

所詮死ねば只、骨あるのみ。
資産はあの世には持っていけません。
けして焦ったり、羨ましがったり、急いだりしてはいけません。
それは欲望から生じるもので、
欲望があると、欲望を利用しようとするものに奪われてしまいます。

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不動産業者にペコペコするな!

彼らは売らないと商売になりませんが、
勤め人は不動産を買わなくても生きていけるのです。
だから別に頭を下げる必要もないし、
「お願い」する必要もありません。
正当な対価を払ってビジネスとして対応に付き合えない業者は詐欺師です。
もうそのくらい決めてかかってもいいと思います。

※但し、私はさんざん業者さんを動かしておいていざ契約前になっていきなり仲介手数料を値切るような投資家はこれまた詐欺師だと思っていますが。

大丈夫。
不動産業者が私たちの会社に来たら全然私たちのように働けません。
おなじく私たちも不動産業者のようにうまく不動産は売れません。
でも、不動産業者さんは不動産投資家ではありません。
彼らは「不動産取引の仲介」のプロであっても。
不動産投資の素人の可能性が極めて高い。
自分で物件を持っていない人が大半です。

自分で物件を持っていない業者さんとは付き合うな!
とは言いませんけど、持っていて、うまく運用している業者さんであれば
本物です。
むしろ私に紹介してください。

話がとっちらかってきたので戻します。

まとめじゃい!

勤め人を卒業することを急がない。専業投資家は偉くも尊敬すべき存在でもない。
勤め人も立派な社会の構成要素であり、誇るべき仕事だ。
勤め人卒業を急ぐと焦りを産む。焦りに付け込もうとする詐欺師がいる。
不動産仲介は紹介のプロだが投資のプロじゃない。
多分ブローカーはあなたの勤め先では使い物にならない。
(逆もまたしかり)
それぞれがそれぞれの適性を持ち寄って対等なパートナーとして付き合える関係を築けないならば縁を切ろう。

そんな感じっス。

をはり

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