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大卒22歳、ゼロからの出発

16歳の誕生日、冒険の旅に出る

不朽の名作ドラクエⅢの始まりである。
アリアハンのオルテガの息子である勇者が打倒バラモスのため、
一人で旅に出る。

まさに資本主義クエストにおいては22歳大学卒業の時、
それがこの時に当たると思う。

私は司法試験を受けて、賢者としてゲームを始めようと思ったのだが、
旧試験を現役で突破する頭もなく、24歳で諦め、
25歳の4月に債権回収会社に就職した。
この時点で貯蓄ゼロ、何もない状態でゲームを開始したのである。

年収は1年目はおそらく300万円以下。
一流大学を出てもこんなものだ。
しかし、家は社宅だったので、自己負担ゼロ。
この点はありがたかった。

実は資本主義ゲームにおける真の勇者は「企業」である。
真の勇者は圧倒的な資金力という伝説の武器防具を装備しており、
その武器を一振りすれば、
竜巻が巻き起こる、わけではなく、キャッシュが振舞われる。
そのキャッシュで勤め人という兵隊を採用する。
兵隊の宿舎(借り上げ社宅)も整備し、生活費(給料)を払って雇い入れる。

雇った兵士達は毎日8時間労働して、ゴールドを稼ぐ。
ゴールドを蓄えた勇者(企業)はさらに強力な武器や防具を買いそろえていく。
ちょっとドラクエとは違うが、まあ近い。
近いのだ。

勇者が一人じゃないのはMMOの常識である。
資本主義ゲームの目的は打倒バラモスではない。
労働力を売らなくても自由に生きられる状態の獲得である。

すなわち「資本家」となったところで、
ゲームクリアと言って差支えない。

これを目指して22歳からゲームを始めるわけだ。

親がオルテガか、ただの町の人か、農民か、王様か

9割の人は22歳の時点でゼロであろう。
装備

右手 素手
左手 素手
身体 なし
あたま 早稲田大 商学部
脚 なし

ほぼ素っ裸である。
何も持たずにゲームスタートだ。

但し、ここで資本主義ゲームの本質を理解したプレイヤーは
「資産」を買わないとクリアできず、
老人になると理解する。
普通の頭を持っていたら、そこに思いが至らないわけがないのである。

さて、
ここで、親の要素がかかわってくる。

親が資本家の場合はまさに
王子としてのコマンドが使える。
「親ファイナンス」である。

親が十分な資産があれば、融資は比較的簡単にしてくれるだろう。
(ただし、子供時代に親と信頼関係が結べている場合に限る)

これはドラクエでいうと、バグ利用に近い行為だ。
本来20代前半の若造に銀行は低利融資などしない。
1,000万円という貯蓄ができる若者もいない。

そんなときの1,000万円はチート級の裏技なのである。

このスキルを使って、500万円、年10%の戸建2件買えば、
それだけ年収100万円が上乗せされる。
返済は24万円(月2万)もやっておけばいいだろう。

更に法人社宅や、実家通勤というスキルを併用すると、
毎月のキャッシュフローが、
賃貸マンションに住んでいる同僚と比べると、
月15万、20万の差になる。

この状態を5年も続けてしまうと、年200万円としても1,000万円の差がつく。
この1,000万円を再度、年10で運用できる戸建に投資したら?
ここで王手である。

2,000万円、10%で家賃が入ってくると、
月15万円以上が入ってくる計算になる。
独身ニートならば勤め人卒業できるのだ。

ゲームスタート時にロケットスタートできるかどうかは、
それまでのお小遣いの蓄積+親の資本力にかかっている。
ただし、それ以上に重要なことは、
この世界が資本主義ゲームで出来上がっていることに気づいて、
速く資本家のルールでゲームを進めることなのだ。

22歳にはなかなか難しい。

親としてどうするか

既に私の長男は15歳。
教えようと思えば教えられる年齢だが、
私はオシエナイ。

恐らく普通に平凡な大学に行って就職する方向に追い立てられていくだろうと思う。
そうしないと生きられないように社会ができているのだ。
少し前の世代の親は余裕があったので、
子供がニート化することができたが、
これを見た政府は、親もしっかり貧乏させないと、
労働力が再生産できねーな。

と、確信した。
そこで、年金、医療費などを削りにかかっている。
インフルエンサーを使って、若者ー老人の対立をあおっている。
まあ、そこまでする必要もなく、
若い世代は限界まで貧しくなっており、
そのせいで出産さえできなくなっている。

ゲームのプレイヤーが減ったのなら、
外人を入れればいい。
そんな感じで今、外人労働者が増えている。

ゲームのルールは刻一刻と変化する。

ムスコが社会に出たときに、私が言っていたことの意味を真に理解すると思う。
そして、親からの支援を待たずに、貯蓄に励み、不動産を買おうとしたり、
事業を始めようと試行錯誤すると思う。
その努力が、本物であり、私から金を引っ張るためのポーズではない。
と、確信できたら、そこで私は融資をする。

一回勤め人をやって、「このプレイスタイルは消耗して終わりだ」
と、理解するプロセスを経なければならない。

残酷なようだが、そのプロセスを経ずに金融支援をしても、
ただ浪費して終わりである。

をはり





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