借りた金を返さないヤツへの対抗手段その1. ちからづくで回収する
いきなりアウトです。
ダメです。
私が100万円貴方に貸したとします。
返済期限は翌月の10日。
私が11日に返済がなかったので、
自宅に乗り込みます。
鍵がかかっていたので壊して侵入し、
奥様を突き飛ばしてあなたを3発ぶんなぐって
金庫を無理やり開けさせて100万円と
利息の3万円を回収して行ったらどうでしょうか。
完全に犯罪です。
日本の法律はこの行為を完全に禁止しています。
「自力救済の禁止」という専門用語があります。
ようするに自分の力で解決しないで!
って話です。
じゃあ誰がオトシマエを付けてくれるんですか!?
となると、
それは国家です。
その2.国家権力が回収してくれる!
自分の力で強行しちゃだめ。
なるほど。
じゃあ国家権力さん、
よろしくお願いします。
100万円と利息、回収をおなしゃーす!
と言ってもダメです。
そう、裁判をしないとダメなんです。
裁判をしてから、どっちの言い分が正しいか?
しっかり確認した上で国家権力の強制力が発動するのです。
ですから、
確かに私はあなたに100万円をトイチの利息で貸したことを証明しないといけません。
(むろんトイチの利息が違法ですが)
裁判を経て勝訴すると晴れて強制執行ができる権利を手に入れます。
(仮執行宣言)
そして、この勝訴判決を以て強制的に回収をしてくれるわけです。
その3.執行官と裁判所が回収する
実際に借金を回収するのは執行官と、裁判所です。
裁判所に強制執行の申立てをすることで、
私はあなたから借金を回収していきます。
給料、預貯金、取引先への売掛金、還付金、証券口座にある株式、
一切がっさい、わかる限りの財産を差し押さえされることになります。
まとめると、自力で回収するには限度がある。
裁判をして勝訴判決を取って、強制執行して回収する。
このルールに沿って回収する必要があります。
しかし、私に言わせると、
この手続きは穴だらけです。
いとも簡単に強制執行から逃れることができます。
そういう意味では日本の制度はガバガバです。
隙間だらけの制度です。
結局日々進化する技術に対して法律の修正が全く追いついていないことが原因です。
ただ、借金を返さない人が返さないまま、社会で
大手を振って生きていけるかというとそうでもありません。
社会的に再起不能にすることはできます。
でも、全てをなげうって、闇に潜ろうとする人に対しては、
法律は無力です。
どうしようもありません。
是非その覚悟ができた人は私にDMを下さい。
お金を取って教えると違法ですから、無料でつぶやきます。
家賃を払わないヤツを追い出せない話
回収もダメ、追い出しもダメ
力づくでやっちゃダメなのは、大家業も同じです。
テレビではたまに、
家賃を何カ月も滞納していたら
大家に家の中の荷物を全部出されて、
鍵も交換されてしまった・・・。
そんなシーンもみたことがあります。
ダメ絶対
これをやりたい気持ちはよーくわかります。
私も滞納されたこともありますので。
でもこれは違法な行為だそうで、
入居者から逆に損害賠償請求を受けて負ける可能性があります。
きちんと裁判をして判決を取って強制執行しないとダメらしいです。
私は結構無茶をした
でもまあ、もめないギリギリまでは私はやります。
実は自主管理時代に滞納している入居者に対して
かなりきわどい督促をしていましたね。
入り口のドアに手紙を毎日挟み、
「払わないなら出ていけ、さもなくばカギを開けて中の物を捨てる」
とか、結構無理な文面で強迫していました。
今思うとやり過ぎていた気がしますが
当時は資金繰りも余裕があったわけじゃないので、
ある意味正当防衛かなと思っています。
でもダメですけどね!
金持ちケンカせず
規模が大きくなれば安全性を重視
資産規模が大きくなってきたら、
リスクテイクと収益の極大化を狙うステージから、
安全を重視する運用スタイルに変更されるべきです。
私も当時は総戸数5室の零細大家でしたし、
給料以外のキャッシュフローがたったの15万円程度だった気がします。
それを15万円の家賃滞納を喰らったらとんでもない話です。
今は給料だけでも余裕がある生活ができる上に
不動産等のキャッシュフローも毎月60万円以上あるので、
ある程度のことではびくともせず、
安定して資産を拡大していくことが可能です。
今であれば家賃未納者には粛々と訴訟し、
強制執行で追い出し、
残置物も処分していく方針を取ります。
総資産3,000万円と、総資産1億、総資産10億のやり方は
それぞれ全く違うと言っていいでしょう。
再建築不可、区分で稼いだ後は都心へ進出
夢の都心への進出です。
渋谷の駅徒歩圏内にビル1棟をいつか持ちたいものです。
利回りは8%くらいでいいです、はい。
江戸川区の再建築不可は12%が必須ですが、
都心はそこまで利回りは求めません。
いつか都心でビル経営したいものですね。
そのためには収益を毎期きっちり積み上げながら
徐々に都心へシフトしていくことですね。
私の代でできなくても、
子供たちの世代で是非実現してほしいものです。