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借りやすいカネ借りにくいカネ

ミスターカードローン

世の中には容易に調達できるカネと出来ないカネがある。
容易に調達できるのは、
カードローンやクレジットカードのキャッシングである。

一方、容易に調達できないカネは、
銀行融資である。

借りやすいカネは金利が高く、
借りにくいカネは金利が低いのが一般的である。

当然借りやすいカネと借りにくいカネ。
どちらを借りるべきかと言うと、「借りにくいカネ」である。
理由は、ミスターカードローンを自称する私が説明していくのである。

最大で1,500万円のカードローンを借りた。

住信SBIとオリックスから、最大で1,500万円のカードローンを借りていた。
調達したカネで不動産を買った。
再建築不可の物件を買ったのである。
(借りやすいカネ)

その枠を使い果たし、
三井住友トラストローンアンドファイナンスからも4,000万円調達した。
(こちらは借りにくいカネ)

まあ資金使途は物件の購入なので最初は問題ないと思っていた。
しかしである‥‥。

最初は将来の銀行取引を視野に入れて
最初は順調に返済を進めて行った。
オリックスの800万円の融資枠に関しては完済して、
カードローンの取引を終了。

その後、住信SBIのカードローンの返済も無事に終わったところで、
さてそろそろ銀行融資とやらを引いてみようかと思っていた、
2020年中盤。

税務調査を受けた。
そして1,500万円の追徴課税を受けたのである。
私は資金繰りに苦しみ、
完済したSBIのカードローンを再度調達してしまったのである。

融資枠は700万円なので、それを全額使って、
さらに友人から800万円を借りて、
無事に税金を全額納付した。

幸い物件は売らずに、
税金を払うことができた。
税金を浮かして浮いた税金で物件を買ったのだから、
当然物件を売らないと税金は払えないハズであるが、
納付できた。
それは私が勤め人としての稼ぎと、
物件からの家賃収入を全部消費しないでいたからこそできたことだと思う。
浪費していたら物件を売って払うハメになっていただろう。

ここまでは問題ない。

カードローンは癖になる。

税金問題を無事に乗り切って、
再び、1,500万円を背負ってしまった私だが、
2021年2022年と経過して、
恥かしいことに残高は、なんと1,500万円のままである。

何故かというと、
コロナ禍の2021年、カードローンを返しては融資枠を使って借りてを繰り返していたのである。
誠にハズカシイ。
穴があったら入りたい。

43歳にもなってカードローンを目いっぱい枠を使い切っている。
両親に申し訳ないと思う。
コロナ禍で、自宅のリモートワーク環境を整備するとか、
スマホゲームに課金するとか、
どうしようもないことに使っていたのである。

さらに適正に納税をするようになって、
所得税の還付もなくなり、
住民税も毎月15万円も増えた。
手取りが減ってしまったので、
返済も進まないという悪循環である。

加えて、物件がなぜか一斉に退去が相次ぎ、
リフォームが500万円以上かかった。

収入減少(税金UP)+支出の増加(無駄遣い)。
破綻へ一直線である。

融資枠が一杯のままのカツカツ状態である。
返済を進めては、リフォーム資金捻出のために借りる。
自転車操業である。

カードローンはコンビニATMで手数料無料で引き出せるので、
実に便利である。
金利は3.9%だからそれほど高くもないので、
財布のように使ってしまっていた。
リフォーム資金だけであれば問題ないが、
余計な支出まで紛れ込んでしまっていた。

最低である。

借りやすいカネは先に返して借りられなくしよう。(クレジットカードを減らす)

2022年に入って、私は少しずつこの状況を見直し始めた。
ルールは
「シンプルな生活、シンプルな収支」
である。

先ずは700万円のまま横ばいに推移しているカードローンから片付けることに目標を決めた。
コイツを解約することが私の今の1番の課題である。

確かにリフォーム資金をスイスイ調達できるメリットは大きい。
しかし、これは、手元の現預金で対応すべきものだ。
また、700という数字が良い(悪い意味で)。

ちょっと自己資金を足したら、いい感じの戸建を買えてしまう。
この便利さを、ここで捨てなければ銀行との取引はできない。
私のような勤め人はいつクビになるかもわからない。
銀行取引をして、卒業できる状態にしつつ勤め人を続けるのが理想だから、
そろそろやっておかなければならない。

去年までクレジットカードをたくさん持っていた。
① JALカード・・・メインクレジットカード、出張に飛行機を使うのでマイルが貯まる。
② 楽天カード・・・楽天で買い物する時のポイントゲット用
③ YAHOOカード・・・Tポイントカードと兼用でなぜか作った。
④ セゾンカード・・・西友での買い物用
⑤ イオンカード・・・イオンでの買い物ポイントゲット用
⑥ セブンイレブンカード・・・Nanaco一体版、ポイントゲット用
なんと6枚である。

JRのビューカードとスイカ一体化を検討していた時期もあった。
7枚になろうかと言う時に、私は何かおかしいと気づいた。

ポイントを集めるために色々なクレジットカードを持っているが、
そもそもこれらは与信を傷つけるのではないか…。と。
案の定、すべてのクレジットカードに「キャッシング枠」が設定されている。
JALカードに70万円、他は10~30万円だが、
6枚もあると200万円弱の与信枠になっていた。

これも実際カードローンを借りているのと同じだ。
数%のポイントを得るために、与信を大きく傷つけていたのである。
また、6枚のクレジットカードを管理する事務コスト、
お金だけではない、毎日持ち歩いて、買い物の度にカードを探す時間、
全てがコストである。

私は、①のJALカード以外を全て解約することにした。
クレジットカードの解約は非常に面倒だ。
ネットで簡単に作れるのに、
解約する時は電話である。
それもちっとも通話できない。
良いシステムである。

先月楽天カードを解約して、
やっとクレジットカードの処理を終えた。
明細を確認するだけでも酷い無駄である。

ポイントを貯める⇒残高を見て何を買うか決める。
このプロセスは人生の無駄だ。
ポイントで何か買おうとすると、大体欲しいモノを探すことになるが、
往々にして無駄遣いになる。

数ポイントは切り捨てて、本当に必要な物を必要な時に
吟味してJALカードで買う。
マイルは旅行かAmazonポイントにして日用品に使う。
これをしたことでかなり生活がシンプルになったと思う。

パスワードやウェブ明細の確認の手間も大いに減った。
無駄なクレジットカードを管理するする時間があったら、
息子と会話の1つでもした方が良い。

何というレベルの低さ。

持ち家も自家用車も買わず、
偉そうにブログで講釈を垂れている私であるが、
この程度の投資家である。

著名投資家のように億単位の融資を受けて投資する人達とは比べるべくもない。
ハズカシイ人間である。

いっそブログもやめるべきかと思ったが、
恥を忍んで続ける。
私のようなダメ人間が、失敗して、反省して、再度挑戦するというプロセスを公開することも、有意義だと思ったからだ。

ダメ人間の皆さん、
安心してください。
私もですよ!

共に真っ当な人生を送りましょう。

つづく

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