皇室の終わり

相続・教育・次世代

皇室が終わろうとしている。
具体的にはいつだろうか?

今上天皇の次は、秋篠宮様であり、
その次が悠仁様だ。

ここが山である。
悠仁様がご結婚されて、息子が産まれなければ、
2700年もの伝統を持つ皇室は終了となる。
悠仁様が今20歳として、
あと30年もしたら、おおよそ決まっているだろう。
私は皇室が終わるのを見届けることができるかもしれない。

皇位継承について定めた皇室典範では、
男系男子のみが承継すると定めている。
GHQも日本に男女平等、普通選挙を強制してきたのだから、
皇室典範も改正するのが自然な流れだったのだが、
それはしなかったのだ。

なぜか?

その代わりに旧宮家を大量に減らした。

何が狙いなのか?
間違いなく、皇室を終わらせるための罠である。
男系男子による天皇家の承継というのは、
男系男子がいなければならない。

これまで天皇家が126代も続いてきたのは、
「側室」があったからである。
そうでもしないと、男子だけで承継していくのは困難である。
徳川家康も、その点をよく理解していたから、
紀伊、水戸、尾張に分家を作ったし、
その懸念は的中。というよりむしろ当然の結果。
4代の家綱には子供がなく、早くも親ー子のリレーは4代で止まる。
7代目まではなんとか本家のつながりで繋いできたが、
8代吉宗によって、御三家の出番となった。

側室制度があって、ここまでキツイのだよ。
男を一直線に繋いで承継するというのは。
キツイというより、不可能である。

天皇家も、男系男子で繋いでいくならば、
少なくも宮家が10件必要だ。
さらに、今さらイスラムでもないのに、側室なんてものが認められるわけがない。
徳川流の御三家で3件程度の宮家ではとても足りない。

しかし、GHQは宮家を減らした。
しかし皇室典範はそのまま、男系男による皇位継承のままにした。
つまり、GHQは
「こうしておけば100年もかからず皇室は滅びる。」
と、確信していたのである。
実際そうなりつつある。

早く皇室典範を改正して、
女性天皇(男系でいいけど)をOKにして、
女性の宮家創設をOKにして、
とにかく宮家を増やす。
その上で、宮家の女性皇族の方には申し訳ないが、
ある程度、天皇家に繋がる民間のメンズと結婚して頂いて、
宮家を増やしてもらうしかない。

その上でならば、女系天皇も国民は容認するんじゃないかと思う。
ホラ、先祖は旧宮家だから、天皇直系…
みたいなヤツで。

男系男子を保守するヤツほど、実は皇室を滅ぼすことに一役買っている。
大いに皮肉な話である。
男系男子でいくために天皇家は側室OKにしろって言うのは、
なんかもう不敬を通り越して、死刑と言ってもいい所業。
それは無理だ。

をはり